幸せをシェアする就労支援のカタチ

センター事業団 シェアクローバー事業所
(岡山県岡山市)

岡山市中心部に位置する「シェアクローバー」は、地域若者サポートステーション(以下、サポステ)と障がい福祉サービスの就労移行支援(以下、就労移行)を併設する珍しい事業所です。

今回は、ここで働く佐々木和奈さんにお話をお聞きしました。

自分に何かできることはないか

私は現在、サポステと移行支援の支援・運営業務と事務に携わっています。
シェアクローバーで働く前は、携帯電話の販売や民間企業での事務、別法人のサポステ支援員をしていました。

どの仕事にもやりがいはありました。常連のお客さんや職場の人達の生活面の問題や、その気持ちについて話を聞いていく中で、自分に何かできることはないかと思うようになりました。

そこから対人援助の仕事に就きたいと考えるようになり、サポステで働き始めました。

誰もが幸せを分かち合える場に

2014年、サポステの受託団体がワーカーズコープに変わりました。その時一緒に働いていた仲間が、若者就労支援に携わり続けたいという考えだったため、みんなでワーカーズコープに入団しました。そしてシェアクローバーを立ち上げたのです。

「誰もが幸せを分かち合える事業所にしたい」という思いから、シェアクローバーという名前にしました。

そして2019年4月、 「その人らしく笑顔で社会に踏み出せるように」という思いで、就労移行支援「SMILEくろーばー」を開設しました。

誰もが無理のない一歩を踏み出せるように

サポステには、家庭・学校・職場で挫折感や生きづらさを感じてきた人が訪れます。

なかには、病気や障がい・ひきこもり長期化などで、じっくりと働く準備が必要だったり、サポートを受けて働く(障害者雇用)ほうが合っている人や、福祉サービスを使おうとしたけれど相性が合わず立ち止まった人もいます・・・