【終了しました】2/13(土) 地域子育ちフォーラム2021「子どもの未来と協同労働」が開催されます

 
 
 


 
 
 
開催趣旨

2020年の第203回臨時国会において、ついに労働者協同組合法が成立しました。出資・従事・意見反映を基本原理とし、届け出で協同組合をつくることが出来る法律です。目的は多様な就労の機会の創出と持続可能な活力ある地域づくりです。当事者主体の民主的運営によるワーカーズコープができることで、新しい働き方と地域社会を自分たちでデザインする。そんな時代がやってきます。
今、社会は子どもたちにとって「いのちを紡ぎ、未来を描ける」状況でしょうか?
新自由主義の下、グローバル化はますます進み、格差や貧困、温暖化など環境問題も深刻な事態になっています。また、新型コロナ感染拡大の影響もあり雇用状況は厳しくなる一方で、保護者も生活の不安を抱え ながら暮らしています。
今こそ、労働者協同組合法成立の後押しを受けて、子どもたちの「いのち」が育つ市民主体のまちづくりに向かうべき時ではないでしょうか?
今回のフォーラムを通して協同労働が取り組んできた実践と子ども主体の新しい社会像を共有したいと思います。
経済優先という一元的価値が作ってきた「より遠く、より早く、より多く」
から「ローカル、スロー、サステナビリティな社会」を見据えて、協同の
関係性が紡ぎだす「子ども主体の子育ち」を共に創っていきましょう。

基調講演講師
辻信一さん(明治学院大学名誉教授)
文化人類学者。あくてぃびすと。十数年に渡る海外生活を経て1992年より明治学院大学教員。現在名誉教授。「ゆっくり小学校」“校長”。1999年、NGO「ナマケモノ倶楽部」創設、以来、「スローライフ」、「ハチドリのひとしずく」、「100万人のキャンドルナイト」、「しあわせの経済」などの環境=文化運動を展開してきた。
 
 

鼎談登壇者
島村菜津さん(ノンフィクション作家)
東京芸術大学卒。十数年にわたって取材したイタリアの食に関する『スローフードな人生』(新潮文庫)は、日本におけるスローフード運動の先駆けとなった。 主な著書に『フィレンツェ連続殺人』(新潮社)『エクソシストとの対話』(小学館、21世紀国際ノンフィクション大賞優秀賞)『バール、コーヒー、イタリア人』『スローシティ』(光文社新書)ほか。
 

鼎談登壇者
古村伸宏さん(日本労働者協同組合連合会理事長)
1964年京都府生まれ。1986年中京大学体育学部健康教育学科卒業。労働者協同組合センター事業団に加入。船橋・盛岡・仙台・藤沢などの事業所長、東北・神奈川の各事業本部長を歴任。併せて事務局長として全国の学習・教育・採用などを担当。2001年より日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会事務局長、2006年より同専務理事、2007年5月より協同労働法制化市民会議事務局長を兼務し、2017年6月より現職。
 

ゲストパネリスト
朝倉景樹さん(TDU・雫穿大学代表)
東京シューレのフリースクール部門のスタッフを経験した後、1999年のシューレ大学の設立からスタッフとして関わる。2020年に独立し、TDU・雫穿(てきせん)大学代表。
TDU・雫穿大学は、自分とは何者か、如何に生きるかを知る・表現することを通して模索する学びの場である。