ワーカーズコープ連合会センター事業団
東京中央事業本部(東京都新宿区)
東京都新宿区、渋谷区、豊島区、文京区、世田谷区、中野区、中央区、千代田区。このエリアで事業を展開するのが東京中央事業本部。コロナ禍の失業者や外国籍の人たちの居場所づくりに力を入れています。拠点となるのは、昨年2020年9月に西早稲田に開所した「東京DEW(デュー)」(Democratic Education Workの略)」。事務局長の北川裕士さんに現在の活動の様子を聞きました。
「よいしごと」の発信拠点~東京DEW
東京DEWは、ビル丸ごとを「非営利・協同の社会的事業の団体」で借りようということで、理解あるオーナーさんのもと契約を結び、昨年(2020年)9月にオープンしました。訪問介護事業の「コミュニティケアパル新宿中野」、就労支援を行う「しんじゅく若者サポートステーション」なども館内にあります。
組合員すべてが対等で、意見を反映して働く、協同労働という働き方を私たちは「よいしごと」として、さまざまなツールを使い、発信しています。協同組合の求人やインターンシップ情報を一元化した“働くプラットフォーム”の「よいしごとステーション」や、常設スタジオから協同組合のPR動画を配信することができる「Good Job TV」もその一部です。スタジオは、社会的な活動をしている市民団体も利用することができます。
移転前は高田馬場駅近くの雑居ビルの一室で、エレベーターもなく、障がいがある人は入れませんでした。オフィス街だったため、住民の方と交流することもできませんでしたが、今では堂々と「地域のよろず相談引き受けます」のノボリを上げられますし、町内会にも入りました。もちろんエレベーターもあります。トイレはオールジェンダートイレです。
起業したい人のスタートアップを支援します!
今年の春からは、東京都から認証され「GoodJob Lab」インキュベーション施設として、起業したい人向けに館内の5室を貸し出すと共に、スタートアップ支援を始めました…