物流で宮崎県民を支えて34年 ――ワーカーズコープとコープみやざきの協同

1988年に発足したワーカーズコープ宮崎事業所(以下、宮崎事業所)はコープみやざき※の物流(共同購入事業)部門を担っています。今年で34年目。時代の変化とともに、物流のあり方も変わりますが、「地域のために」という思いは、変わりません。長年、「商品センター」で働いている石川信也さんにお話を聞きました。

 
※コープみやざき
「生活協同組合コープみやざき」。1973年に設立され、宮崎県内一円の食品、生鮮品、雑貨、衣料品を中心とした共同購入と店舗による購買事業などを行う。
 

 

――石川さんは、宮崎事業所の商品センターで何年働いているのですか?

1996年に入って今、27年目です。
勤続年数が長い組合員が多いこと、発足時から障がい者など、困難を抱える仲間も一緒に働いていることが宮崎事業所の特徴です。

――具体的にはどのようなお仕事をしているんですか?
  確か、コープみやざきの組合員さんが、地域の数人と共同購入する商品を配送しているんですよね。

はい。その通りです。商品は多くが食品です。
『冷蔵・冷凍・ドライ(常温)』の3部門に分かれています。これに商品カタログをセットする部門を加えて、全部で4部門になります。

部門によって入荷タイミングや工程が多少変わります。
基本作業としては
①商品センターには、毎日、多様な商品が届きます。
②届いた商品の検品をします。発注書どおりの入荷数量がきているかのチェックです。
③入荷した商品の箱を切ります。ベルトから自動で運ばれてくる商品をカッターで切ります。ある程度の速度で、中身を切らないように、正確に切らないといけないので技術が必要です。

 


入荷した商品の箱を切る

 

④次は「ピッキング」です。
これはお客さんの注文商品を注文数に応じて、棚からピックアップ(取る)する作業で、生協の職員が担当します。
私たちは準備段階としての「ロケーション」という作業、つまり、ピッキングの際の商品補充をします…