活動内容

ワーカーズコープ連合会は「協同労働の協同組合の原則」に賛同して活動する労働者協同組合及び労働者協同組合連合会(会員)と、協同労働をめざす多様な団体(準会員 ※一部労働者協同組合法人含む)で構成する「協同労働の協同組合」の全国ネットワーク組織です。

ワーカーズコープ連合会は、代表機能コーディネート及びプラットフォーム機能支援機能開発機能の4つの基本機能を持ち、日本における「協同労働の協同組合」運動のナショナルセンターをめざして、運動・事業の発展と会員同士の交流・連携を図る目的で設立しました。

その前身は、戦後の復興にあたって失業対策事業の受け皿として1979年9月に結成された中高年雇用・福祉事業団全国協議会です。事業団は「働く者がどうすれば企業の主人公になれるのか」と社会に問う中で「よい仕事」をめざして活動を行う中で、1990年代後半に「協同労働」という働き方を発見、社会に提起してきました。そして、協同労働で働く協同組合の法制度として「労働者協同組合法」の制定を求め、2020年12月に法制化を実現、2023年7月に労働者協同組合法人に基づいた連合会として創立しました。

協同労働の運動・事業の全国的な発展をめざして、国・自治体等に対する政策提言や制度提案、それに伴う交渉をおこないます。「協同労働推進議員連盟」や国・厚生労働省との連携を図り、また、国内外の協同組合(国際協同組合同盟(ICA)や産業労働者・熟練工業者・サービス生産協同組合国際機構(CICOPA)及びそのアジア太平洋地域組織(CICOPA ー AP)、日本協同組合連携機構(JCA)など)や福祉団体(労働者福祉中央協議会)、労働組合、NPOなどの団体との連携を図ります。

会員同士の交流と連携を目的に、全国会議や研修(各種研修交流会議やリーダー基礎研修など)、テーマ別の事業推進会議などを行います。会員が開発した商品やサービスの全国的なコーディネートや事業推進のプラットフォーム機能を発揮します。

労働者協同組合をはじめとする協同労働組織の新規設立に際して、必要な基本情報やノウハウ等を提供します。また、会員の組織運営や経営について相談や支援を行います。会員同士や他団体との事業連携支援や事業活動の紹介を通して、会員の事業活動の支援を図ります。

新規事業の開発と推進を目的に、人材育成プログラムの開発と提供を行います。会員同士や会員と連合会の間での人事交流の推進を図ります。
また、協同総合研究所と連携し、教育機関及び研究者と連携した人材の育成と開発、将来的には自前の教育機関・学校の設立をめざします。

ICA(国際協同組合同盟。世界107カ国の協同組合全国組織310団体が加盟する国際機関)、CICOPA(産業労働者・熟練工業者・サービス生産協同組合国際機構。世界35カ国のワーカーズコープ全国組織等51団体が加盟する国際機関)に加盟し、各年次総会への代表派遣などを通じて世界の協同組合・ワーカーズコープと積極的な国際交流を行っています。とりわけ2021年にCICOPAのアジア太平洋地域組織(CICOPA-AP)の設立に中心的役割を果たし、現在CICOPA-AP代表及びCICOPA副会長を務め、アジア太平洋地域を中心に世界のワーカーズコープ運動を牽引しています。
また国連やILO(国際労働機関)のSDGs(持続可能な開発目標)や「ディーセント・ワーク」をテーマとする国際会議にも招聘され、ワーカーズコープの活動を通じた「持続可能で活力ある地域社会の実現」(労協法第一条)に向けて積極的な発信を行っています。

人と人とのつながりが薄れ、コミュニティの危機が言われる現代社会にあって、各地の多様な市民活動を積極的に支援し、人びとの連帯の輪を広げ、協同労働のまわりに地域の再生につながる活動を創り出すことを目的に、全国の会員が地域課題に取り組む社会連帯活動を行っています。

各地の労働者福祉協議会や生活協同組合、NPO・市民団体などと連携し、フードバンク活動や子ども食堂などを実施しています。また2016年度からは、地域の再生に名人・達人の力を生かす取組みに学ぶことを目的に実行委員会方式で「名人・達人サミット」が各地で開催されています。

1987年より取り組んでいる全国協同集会は、ワーカーズコープ連合会がさまざまな団体や市民に参加を呼びかけ実行委員会をつくり各地で取り組んでいる最大規模の集会です。2019年に神奈川県で開催して以降、コロナ禍で開催が困難になりましたが、2025年に再開しました。

ワーカーズコープ連合会では、協同労働や労働者協同組合に関心ある人、労働者協同組合を設立した人々や設立を構想している人々、労働者福祉協議会や協同組合、地方議員、研究者などが集い、ゆるやかに結んだ「協同労働推進ネットワーク」づくりを進めています。

現在、北海道、栃木、埼玉、千葉、山梨、新潟、長野、福井、愛知、滋賀、阪神、広島、高知、福岡、鹿児島などの各県、石巻市などでネットワークづくりが進み、協同労働の普及・促進・活用のための学習会やフォーラム、設立及び設立後の相談・支援など多様な活動を行っています。

身近な地域で気軽に相談ができ、安心できる居場所。そして「困りごと」や「やってみたい」を持ち寄って、一人ひとりの願いを大切に受け止め合う場所。
必要があれば、協同労働で生活と地域に必要な仕事をみんなでおこしていく場所。それが「みんなのおうち」です。

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