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書籍紹介 『競争か連帯か 協同組合と労働組合の歴史と可能性』中央労福協元事務局長・高橋 均著 危機の時代、協同労働が新たなヒントに
日本労協連専務理事 田嶋康利
本書は江戸時代から今日に至る、日本の協同組合と労働組合の歴史と取り組みを紹介。著者の高橋均さんは元労協連顧問で、連合本部副事務局長、中央労福協事務局長などを歴任された。
本文中、「労働者・市民が自主的に経営・運営する生協は、権力者にとってそもそも邪魔な存在であった」と。戦前の天皇制ファシズムの時代に抗い闘う人々の姿に感動する。
また、関東大震災直後の1923年、「甘粕事件」で虐殺された思想家・労働運動家大杉栄が、「労働者協同組合を展望していた」との記述には驚く。時代は違えど、危機と困難を極め、困窮が広がる時代と社会に、協同組合運動の使命とは何かを考えさせられる。
後半は、戦後の民主化政策と産業政策に基づき、労働組合と協同組合誕生の歴史や労協連が中央労福協に加盟した経緯にも触れる。
我が国の労働運動と協同組合運動が辿ってきた歴史と経験を学べる良書。今後の労働者協同組合の運動・事業の道標となるだろう。(日本労協連専務理事 田嶋康利)
46判・1...
本文中、「労働者・市民が自主的に経営・運営する生協は、権力者にとってそもそも邪魔な存在であった」と。戦前の天皇制ファシズムの時代に抗い闘う人々の姿に感動する。
また、関東大震災直後の1923年、「甘粕事件」で虐殺された思想家・労働運動家大杉栄が、「労働者協同組合を展望していた」との記述には驚く。時代は違えど、危機と困難を極め、困窮が広がる時代と社会に、協同組合運動の使命とは何かを考えさせられる。
後半は、戦後の民主化政策と産業政策に基づき、労働組合と協同組合誕生の歴史や労協連が中央労福協に加盟した経緯にも触れる。
我が国の労働運動と協同組合運動が辿ってきた歴史と経験を学べる良書。今後の労働者協同組合の運動・事業の道標となるだろう。(日本労協連専務理事 田嶋康利)
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