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今食べたいもの
連載No. 20 号
山口 祐二
生きる力としての食べること
前回、「自分を大切にする」ということについて述べましたが、もう少し具体的な行動から考えてみます。
まず最初に取り上げたいのは「食べること」です。
やっぱり、食べるって生きる力の源だと思います。たとえば、病み上がりの家族がしっかり食べているのを見ると、ちょっと安心しますよね。
特に子どもは、元気のバロメーターです。食の細い子でも、それなりに食べていると、「とりあえず大丈夫かな」と感じます。
若い人はもともと食欲旺盛なはずですが、スタイル維持に熱心で少食だったり、それが低年齢化していたり、何か根本的なところで日本社会が弱っていくのではないかと心配してしまいます。
そういうこともあって時々、私が教えている短大の学生に、「いま何が食べたい?」と尋ねます。あいさつ代わりの質問です。
そうすると、「カレー」「ラーメン」「かつ丼」といったB級グルメを挙げる学生もいれば、「ガリガリ君」「じゃがりこ」「いちごのショートケーキ」などのお菓子やスイーツを挙げる人、「ステーキ」「お寿司」「焼き肉」といったご馳走を挙げる人もおり、実にさまざまです。
朝...
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