山梨 西桂で森の健康診断 町職員など23人参加
日本社会連帯機構東京三多摩山梨支部は、第1回「森の健康診断in西桂」を11月3日に山梨県西桂町で開き、23人が参加しました。地域の子どもたち向けの森の健康診断を開くために、まず大人たちが知ろうと開いたものです。(本紙 岩田)
みんなで考えるため
森の健康診断の目的は、間伐が遅れている人工林の状態を知り、どうすればいいかを住民自身で考えられるようにすることです。
ワーカーズコープが西桂町に、子ども向けの森の健康診断の実施、散策道の整備、ツリーハウス作りを提案。町は、今回の入林場所の選定など、全面的に協力してくれました。

朝9時半、西桂町健康福祉いきいきセンター(ワーカーズが指定管理者)前の広場に集まり、講師の森の健康診断出前隊・木の駅協議会代表の丹羽健司さんの説明を受け3チームに分かれ山へ。
調査地は林道から20メートル離れた森の中。中心木にテープを巻き、ロープを張って地表の状態(植生や植栽木の混み具合、腐葉土の深さなど)を調べ、山の傾斜、木の太さ・高さなどを測りました。

センターに戻り、丹羽さんが解説。樹木の密度が高く、日照が悪い場所があることなどがわかりました。

丹羽さんは、「道具は全て100均で揃えられ、誰でも調査できる。住民自身が森をどうするかを考え、人工林の魅力を活かしてほしい」と話しました。
地域で洋服店を営む渡辺源喜さんは、「所有している林を間伐できるようにと参加した。いろんな人と出会えてよかった。今後も参加したい」。

西桂町産業振興課の秋山慎治さんは、「『相続した山のことがわからない』と聞きに来る町民が増えている。それに対しての対応がわかってよかった」。
ワーカーズコープ西桂地域福祉事業所ばいかも中川洋一所長は、「地域の人たちと森の健康診断を続け、提案の実現に向け頑張る」と瞳を輝かせました。