東京 雫穿大学、社連TOKYOなどがウクライナ避難者支援緊急イベント
ロシアの侵攻が続く中、ウクライナ・ビニッツア地方のフリースクールに避難する人たちを支援しようと、NPO法人雫穿(てきせん)大学、(株)創造集団440Hz、社会連帯TOKYO、ホームベースドエデュケーションの会(多様な学びの場づくりを目指す、保護者・子どもの会)は、「緊急支援イベント ウクライナのフリースクールを通しての支援… 市民から市民へ」を、5月3日、東京・池袋の日本労協連本部で開催。会場、Webを合わせ、250人が参加しました。(本紙 炭谷)
雫穿大学朝倉景樹代表が、「ウクライナでは、2014年の市民による民主革命『マイダン革命』以降、『自分たちが社会をつくれる』『我が子の学びの場も自分たちで』という意識が芽生え、400以上のフリースクールが誕生。ロシアの侵攻後、戦災被災者の避難場所になっているところもある。ウクライナの現状やフリースクールの活動を知り、ウクライナ、日本の両市民が、お互いを思い合う気持ちを深めるイベントに」とあいさつ。
440Hzが制作した、ビニッツア地方にある2つのフリースクールの紹介映像が流され、それぞれの代表からのメッセージが紹介されました。


フリードムスクールのカーチア・ボトビニク代表は、「世界中のオルタナティブ教育関係者の支援を受けながら、2カ月で1500人以上の避難民を受け入れてきた。戦争が終わって、『前と変わらないね』と言える日を夢見ている」。


ウクライナで最も古い、ストークファミリースクールのリリア・ハリアズノヴァさんは、「毎日、多くの人たちが命を失っているが、手を携えて困難な時を乗り越えようと子どもたちと声を掛け合っている。ぜひ支援を続けてほしい」と呼びかけました。
ロシアのフリースクール「モスクワ国際フィルムスクール」オルガ・ケルツィナ代表の侵攻に反対するメッセージと、生徒作の反戦アニメーションが紹介され、平和を願う紙芝居「小さなお庭」(脚本片岡輝さん、作画古賀直子さん)を、あぐりーんTOKYO所長で、俳優の黒田志保さんが上演。
ホームベースドエデュケーションの会の堀桃子さんは、「ウクライナでフリースクールが広がった背景を理解することができた。戦争は人間性を奪うもの。ウクライナの人だけでなく、身の危険を顧みずに反戦を訴える人たちと連帯していきたい」と話し、学童クラブを運営するワーカーズコープ足立わくわく地域福祉事業所の藤本房子さんは、「ウクライナの人たちへのメッセージを子どもたちと書いた。最初は『戦争がんばれ』と書いた子どもも、現地で子どもが亡くなっていることに痛みを感じ変化が。このような取り組みをしなくてもいい世の中になれば」と語りました。
最後に「イマジン」を合唱し、社会連帯TOKYO成田誠事務局長が、募金などへの協力を呼びかけ閉会しました。
当日の様子は、ワーカーズ東京中央事業本部のYou Tubeチャンネル「Good Job TV」で配信され、NHK総合のニュースでも放映。会場には、募金箱やウクライナの子どもたちが描いた絵の絵葉書、雫穿大学生の作品、野菜などの販売コーナーも設けられました。集まった寄付金と売上は現地のフリースクールに送られます。
27日に対談
雫穿大学では5月27日に、リリア・ハリアズノヴァさんと朝倉代表による対談企画「ウクライナの今をフリースクールから見る」を開催します。申し込みは同大学まで。
ウクライナ・ビニッツア地方での草の根支援活動への寄付のお願い
ウクライナ・ビニッツア地方の2つのデモクラティックスクールでは、戦災避難者に対し、寝る場所や食事、衣料の提供、孤児の受け入れなどを行っています。このスクールを通じて、ウクライナの人たちの命をつなぐ活動に少しでも力添えをしたいと考え、寄付金を募っています。皆さまの支援をお願いします。
■寄付金の活用について
・避難者への支援。住む場所の提供・斡旋、食事や衣料品の提供、孤児の受け入れなど
・海外への避難(モルドバ共和国へ)のサポート
■振込先
興産信用金庫新宿支店
金融機関コード:1305、店番:033
口座番号:0321280
口座名義:ジブンラシクイキルコトヲアキラメナイ
(自分らしく生きることをあきらめない基金)
■問い合わせ先
NPO法人 TDU・雫穿大学
Email:info@tdu.academy