みんなのおうちをポールdeウォークの拠点に 5団体が協定締結
特定非営利活動法人ワーカーズコープ、一般社団法人日本社会連帯機構と、特定非営利活動法人日本ノルディックウォーキング協会、一般社団法人日本ポールウォーキング協会、一般社団法人全日本ノルディック・ウォーク連盟(設立年次順)は、「みんなのおうち」と「ポールdeウォーク」を推進する協定を結びました。(本紙 岩田)

これからは一緒に
「『みんなのおうち』と『ポールdeウォーク』に関する協定書」調印式は、一般社団法人ポールdeウォーク推進協議会(調印式前の総会で東京ポールdeウォーク推進協議会が名称変更)中山政昭会長立会いのもと5月20日、東京・池袋の労協連本部で行われました。
ワーカーズコープ、社会連帯機構などが取り組んでいる「みんなのおうち」では、ポールdeウォークの活動を取り入れています。一方、東京都大田区には23もの楽校(ポールdeウォーク拠点)があり、大勢の区民が集っていますが、まだ、みんなのおうちがありません。
これからは、力を合わせ、ポールdeウォークの拠点ともなる、「みんなのおうち」づくりに向かいます。
起爆剤の役割期待
昨年10月に(地域連帯ワーカーズおおさかの3周年大会で)ポールdeウォーク推進協議会木谷道宣事務局長がセットした、日本社会連帯機構永戸祐三代表理事と、全日本ノルディック・ウォーク連盟木村健二専務理事との会談以来、交流を深め、今回の調印式に至りました。

式では、永戸代表が「労協法は新しい仕事を起こすことと、活力ある地域の持続のためにこそある。歩くこと、話し合うこと、福祉を充実することは一体。地域の人たちがいろんなことを持ち込むみんなのおうちを、ポールdeウォークの拠点にもして、地域の充実とみんなの生活向上のために協力し合って活動しよう」と呼びかけました。
日本ノルディックウォーキング協会伊藤義昭事務局長も「全国で活動してきた。今後もいろいろな団体と力を合わせ広げたい」。
日本ポールウォーキング協会柳澤光宏代表理事は、「コロナで健康二次被害(運動不足、孤立)と言われている。ポールを持って歩くことで健康に役立てるのではないかと思う」。
全日本ノルディック・ウォーク連盟三原芳枝理事は「いろんな人たちと出会って話し合いたいと、ポールを持って歩き始めた。その原点は間違っていなかった。みんなのおうちを一緒にやっていきたい」と話し、木村専務も、調印後のシンポで「永戸代表の話を聞き、地域共生社会の実現と、みなさんの健康増進に、世代を超えたコミュニティツールとしてのノルディック・ウォークの普及を通して協力したいと申し出た。みんなのおうちへの賛同と協力を惜しまない」と表明。
ワーカーズコープ田中羊子理事長は、木村専務と木谷さんに、大阪府和泉市で、みんなのおうちづくりに向かう芦田三雄さんのもとに足を運んでもらった際、役所に案内された時のエピソードを紹介。
「職員の方々がそろっていて、老人クラブや社協の会長さんも大乗り気で、一緒にやろうとなった。いろんな願いや思わぬ展開が生まれてくるのではと楽しみ」
立会人のポールdeウォーク推進協議会中山会長(社会福祉法人厚生会理事長、元東京都福祉保健局高齢社会対策部長)は、「みんなのおうち構想は、高齢者社会の中で有意義。ポールdeウォークは、拡大の起爆剤のような役割を持つのではないか」と話しました。
協定書(大要)
本協定の目的 相互に協力し、全国各地の「みんなのおうち」における「ポールdeウォーク」事業を、適正かつ円滑に進める。
みんなのおうちの定義 「みんなのおうち」は、地域の困りごとや願い、一人ひとりのやってみたいことなどさまざまな思いを持ち寄り、「協同労働」という働き方で、みんなでカタチにしていく居場所、協同総合福祉拠点である。
ポールdeウォークの定義 「ポールdeウォーク」は、1997年にフィンランドで提唱された「ノルディックウォーキング」と、2006年に日本で提唱された「ポールウォーキング」の両方をさす総称であり、"街角のスポーツ〟である。
協定内容 地域の方々の健康寿命の延伸と社会参加を促す活動として、自治体や社会福祉協議会及び自治会・町内会や地域包括支援センター等の協力を得ながら、孤立を感じている人や地域社会に貢献したい方々に、みんなのおうちを通じともに出会い、つながれる場所を提供する。
(3団体は)ポールdeウォークを、みんなのおうちの主要事業として位置付けて公認指導員を派遣し、体験会、リーダー養成研修会、定期的な楽校の開校などを積極的に展開する。