栃木 那須事業所 ワーカーズの事業そろい開所式 マルシェ、カフェ、ゲストハウスに障害者支援施設など

本紙 炭谷

「共生型コミュニティの暮らしの創造」目指し、3団体が共同運営

廃校活用施設 「那須まちづくり広場」

 ワーカーズコープ那須事業所は、那須まちづくり広場(栃木県那須町)で順次事業を開始していましたが、7月には新たに「いちばんぼし」(児童発達支援、放課後等デイサービス)、「すくらむ」(生活介護、就労継続支援B型)を開所。まちづくり広場でのワーカーズの事業が揃ったことを記念し、7月2日に開所式を開きました。(本紙 炭谷)

開所式には50人が参加。オープニングは地元愛好家のアルプホルン演奏

 那須まちづくり広場は、旧朝日小学校を活用して2018年にオープン。ホール、マルシェ、カフェ、ゲストハウス、ギャラリーをはじめ、訪問・通所・居宅介護支援、賃貸住宅などが入る多機能型施設です。

 運営は、㈱那須まちづくり(全体管理)と、ワーカーズコープ那須事業所、ワンランド㈱が担います。

 ワーカーズコープが運営に関わるきっかけは、17年に栃木県宇都宮市で開いた協同集会。参加していた那須まちづくりの近山恵子社長から、「自分らしく暮らせるまちづくりをしたい。那須町の廃校で一緒に事業をしないか」と相談が持ち込まれ、ちょうど総合福祉拠点づくりを模索していたワーカーズコープ北関東事業本部も参画することに。

 ワーカーズは、まちづくり広場の開始時から自治体委託の配食事業や高齢者の居場所事業を始め、21年10月から、地元産の野菜やオーガニック食品などを扱う「楽校deマルシェ」、コミュニティカフェ「ここ」、ゲストハウス「あさひのお宿」を相次いでオープン。

 「いちばんぼし」「すくらむ」の開所で、ワーカーズコープがまちづくり広場で実施する事業がそろいました。

まちづくり広場。1階は、「いちばんぼし」「すくらむ」の他に、カフェやマルシェなど。2階はゲストハウス

開所式 皆さんと共に地域の拠り所に

 開所式には50人が参加。那須アルプホルンクラブの演奏でスタート。藤田徹副理事長のあいさつに続き、来賓の那須まちづくりの鏑木孝昭取締役は、「まちづくり広場が目指すのは、『多様性を受容する共生型コミュニティの暮らしの創造』。那須町を、より豊かで暮らしやすい地域にしていこう」。

 ワンランド㈱の石井悦子取締役は、「みなさんと、よりよい生活の場を作っていきたい」。
 この他、栃木県立那須特別支援学校谷口照子校長や事業に関わりのある方々が、期待の言葉を述べました。

 北関東事業本部人見延江事務局長が、立ち上げまでの経過を説明し、各部門の責任者が事業を紹介。

 「楽校deマルシェ」の室井智江子さんは、「『人生100年』を前提にした食生活を提案したい」。

 カフェ「ここ」の岡まゆみさんは、「高齢者の配食事業も。土日には観光客も来店するようになった。秋のとちぎ国体での弁当提供も受託。イベントも仕掛けていきたい」。

 「あさひのお宿」の吉村祥江さんは、「つながりを感じながら仕事ができるのがここのよさ。関係人口を増やしていきたい。東京のサポステを利用する若者も受け入れる予定」。

 「いちばんぼし」「すくらむ」の瀨谷暖子(はるこ)さんは、「たくさんの仲間の支えがあって立ち上げることができた。自分たちの働き方に誇りを持ち、仲間と共に歩んでいく」と決意を述べました。

 北関東事業本部小白井加代子本部長が、「那須の地で、みなさんと共に地域の拠りどころになるような事業所を目指していく」とまとめました。

 まちづくり広場は、校庭跡地にサービス付き高齢者住宅を建設中。完成後は、100人近くが暮らすコミュニティになります。

「いちばんぼし」「すくらむ」のスタッフ紹介も