反貧困ネットワークが ワーカーズ東京中央事業本部などの 活動拠点「東京DEW」に

本紙 岩田

つながりあって社会を変えよう

しごと探し相談交流会かさね 

ワーカーズとも連携さらに

 一般社団法人「反貧困ネットワーク」が、ワーカーズコープ・センター事業団東京中央事業本部などが入る「東京DEW」(新宿区西早稲田)に移転しました。これを祝うオープニングイベントが9月4日に開かれ、55人が参加しました。(本紙 岩田)

 反貧困ネットワークは2007年に設立。「年越し派遣村」などに取り組み、コロナ禍では「新型コロナ災害緊急アクション」を結成。首都圏での駆けつけ支援やシェルター運営などを行ってきました。労協連や社連TOKYOなどと一緒に「しごと探し・しごとづくり相談交流会」も6回開催してきました。

 さらに連携を強めよう、相談や居場所に使える部屋もほしいと、8月、「東京DEW」に事務所を移しました。

宇都宮さん

 イベントでは、反貧困ネット代表理事の宇都宮健児さん(日本弁護士連合会元会長)が「日本にはたくさん市民運動があるが、縦割りで孤立していたら、重要な運動をやっていても、いま一つ発展がない。我々は支援活動をやりながら貧困の問題を社会的、政治的に解決していく。政治の貧困で困難に陥っている人たちが自立できるような仕事を提供していく取り組みこそ、国や自治体がやらなきゃいけない。この事務所を土台に、さまざまな運動とつながり、共に反貧困運動を発展させたい」とあいさつ。

「支援している外国人が料理を作り、相談もできる場に」と瀬戸さん
相談室兼居場所。棚にフードバンクの米も

 瀬戸大作事務局長は「とくに女性や若者の相談が増えている。ぼくらが支援をしても、その後の仕事や孤立の問題がある。それを横の連携で解決していきたい。キッチンも使えるので、支援している外国人が料理を作り、相談もできるような場に」と抱負を述べました。

 反貧困犬猫部を立ち上げた雨宮処凛(かりん)さん(作家)は「すごい連携だと思う。一つのビルにいろんな団体が入っていて、新しいことが生まれそうで楽しみ」。

瀬戸さん(右)と雨宮さん

 日本労協連田嶋康利専務理事が「瀬戸さんから、困窮する若者の働く場を、協同労働の力で一緒につくれないかと相談され、『しごと探し・しごとづくり相談交流会』を重ねてきた。いよいよ労協法が施行される。移転を機に連携と協力をさらに強めたい」とあいさつ。

 創造集団440Hz代表取締役の石本恵美さんがあいさつし、三雲崇正前新宿区議、塚田ひさこ豊島区議もエール。

 北川裕士中央事業本部事務局長がカフェとキッチン、フリースペースを紹介し、尾添良師本部長が締めました。

東京DEW(デュー)

グリーンガーデンも


「東京Democratic Education Work」の略。民主的な「学び」と「働く」が融合する活動拠点。ワーカーズコープ東京中央事業本部、パル新宿中野、しんじゅく若者サポステなどが入居。仕事おこしを支援するインキュベーション施設「Good Job Lab」があり、カフェとキッチン、フリースペース「Terrace」もオープンした。