東京・町田 労協法施行記念フォーラムin町田 介護やジャム製造の実践も報告  

東京三多摩山梨事業本部南多摩エリアスタッフ 岡﨑貴美江

 「労働者協同組合法施行記念フォーラムin町田 ・コミュニティの元気を生み出す新しい働き方」(主催:生活クラブ運動グループ町田市地域協議会、ワーカーズコープ東京三多摩山梨事業本部で構成する実行委員会)が9月29日、ぽっぽ町田(東京都町田市)で開かれ、41人が参加しました。(東京三多摩山梨事業本部南多摩エリアスタッフ 岡﨑貴美江)

 利根川德さん(協同総合研究所専務理事)が、労協法制定について、協同労働の実践の歴史と20年以上の法制定運動と、働くことが苦しい社会、疲弊する地域を何とかしたいという社会的ニーズがあると話し、法人設立の概況などを解説。

 大高研道さん(明治大学教授、協同総合研究所理事長)が「労働者協同組合法の可能性」と題し講演。ワーカーズコープの働き方の特徴は自分を社会の枠にあてはめる働き方ではないこと、地域の課題が仕事おこしの原点であり、「困った」をつながるチャンスにしてきたとし、「ワーカーズコープの現場は、さまざまな問題を抱えている多様な人がいるのが普通。40年を超える歴史は矛盾や葛藤だらけだが、それは常に問題が可視化されているということ、問題を話し合っていくプロセスをあきらめない」ことに協同労働の希望を感じると話しました。

 続いて実践報告。

 NPO・ACT町田たすけあいワーカーズの川口敦子代表は、介護事業運営時に、人員配置の問題や経営状況から一度は閉鎖の危機に陥った。しかし、補助事業をやってたために、どうにかしたいと組合員が奮起し困難を乗り越えたことなどを語りました。

 地場農産物を使ったジャムの製造販売の企業組合ワーカーズコープ・コレクティブ凡の菰田省二代表は、「働く人の生活を担保するには一定の利益が出せる事業体であることが必要。現在の経営方針はワーカーズの発展形かもしれない」と。

 ワーカーズコープ三輪子どもクラブの阿部航館長は、子どもが大人になった時、地元の素晴らしさを思い出せるような場づくりを目指し、地域の人や近隣大学とのつながりを大切にしていることなどを話しました。

 大高さんが「働く人だけでなく、地域の多様な人たちとの協同に輪を広げていき、労協法の可能性を協同労働の可能性に」とまとめました。