「労働者協同組合ワーカーズコープちば」へ 先陣切って法人移行総会
「次のワーカーズを担うのは僕たち」
1995年生まれ3人が「頑張ろう三唱」
ワーカーズコープちば(WCちば)は、日本労協連加盟組織では初めて労働者協同組合法人移行総会と記念イベントを10月16日にホテルメイプルイン幕張(千葉市)で開きました。会場には組合員、来賓など約60人が参加。移行が承認され、12月11日には労働者協同組合法人として新たな一歩を踏み出します。「先駆者としてその名にふさわしい、人や地域に必要な仕事を起こし、仕事おこしに取り組んでいく。話し合って支え合い、一緒に働く協同組合を目指して組合員みんなで取り組んでいく」と菊地謙理事長が誓いました。(本紙 本田真智子)

特定法人目指して
移行総会には、組合員総数208人のうち会場に36人、書面議決で138人が参加。
菊地理事長が「組織変更計画」について、事業及び名称、定款、理事、監事、組織変更後の出資口数やその算定方法などを提案。管剛文専務理事が就業規則について提案し、承認されました。すでに5月の定期総会で法人移行計画案、定款案などが承認されており、今回は6月に成立した改正労協法の、特定労協法人取得を目指して、定款の一部を追記し変更になった部分を中心に提案されました。
WCちばでは、理事会を中心に労協法や定款、就業規則についての話し合いを重ね、現場に伝えてきており、移行総会もスムーズに終わりました。
7人から200人超の組織に
続く記念イベントでは、菊地理事長が「WCちばの歴史を振り返り、「WCちばは、船橋地域中高年雇用福祉事業団として1987年に設立。日本が経済至上主義に突き進んでいた時代に、高根台団地居住者が中心となって、『自分たちの協同の関係を問い直そう、まちづくりを進めよう、中高年の働く場をつくろう』と立ち上げた。7人の組合員で始め、現在は10〜80代まで200人以上が、清掃、物流、高齢者介護、障害者支援、生活困窮者支援などで働いている。拠点も船橋市から、白井、松戸、八千代、習志野、千葉の各市に広がっている」と到達点も紹介。
新法人のマーク、理念も披露(別掲)。WCちばの現状をまとめた動画も流されました。
労協組合員の任務
労協連の永戸祐三名誉理事が「労協法がなかった時代から、労協法が存在する社会へ〜想いをつないでいくということ」と題して記念講演。
「WCちばが法人移行第一号、よく準備された」と労い、労協の歴史や古村伸宏さん(労協連理事長)と菅野正純さん(元労協連理事長、故人)が出向して、地域の人たちと船橋事業団を立ち上げたことなどを紹介し、「労協法が施行し、ここまでよく来たなというのが率直な思いだ。この法律によって、労働者協同組合は社会全体、全市民のものとなり、意志があれば誰でも労協をつくることが法的に可能となった。労協が地域の存在として、その組合員は一人の市民として、自分の思いが達成される地域の充実を目指していく任務がある。みんながどういう覚悟で、どういう労協をつくるために頑張るのかを、ぜひ満天下に示してほしい」と鼓舞しました。
最後は、1995年生まれ27歳の3人が前に立ち、「昭和の時代に高齢者を含めて失業者の仕事おこしから始まったワーカーズが今、我々のように、若者が働き続けられる場になりつつある。次のワーカーズを担うのは僕たち。皆さんと一緒に地域づくり、社会づくりをするために」と呼びかけ、音頭をとって「頑張ろう三唱」で意思統一しました。
ロゴはつながり、自然との共生など表現
ロゴマークのWの形は「人と人とのつながり」「地域とのつながり」を、Wから続く2つの「・」は、水の滴りをイメージさせ「自然との共生」を表現。オレンジ色はエネルギーに満ち、仕事・労働に対するひたむきさ、健康・元気を、緑色はエコロジー・自然と人との共生、人と人との調和・心の豊かさを表している。
理念の「協力し合う『働き方』をテーマコピーに。文字は、弱視の人などにも見やすいユニバーサルフォントを採用。
