第4回 社会連帯TOKYO総会 地域の人たちと多様な実践

本紙 岩田

 社会連帯TOKYOは、第4回総会を11月6日、日本労協連本部(東京・池袋)で開きました。会場・オンライン合わせて120人が参加。地域の人たちの多様な実践が報告され、活気に満ちた総会になりました。(本紙 岩田)

東京砂漠に用水路を

 日本社会連帯機構吉原毅副理事長(城南信用金庫名誉顧問)が開会あいさつ。

 日本社会連帯機構永戸祐三代表理事が、「中村哲医師がアフガニスタンの砂漠に用水路を作ったように、東京砂漠に用水路を作ろう」と鼓舞。

 生活協同組合パルシステム東京の松野玲子理事長、日本輸送サービス労働組合連合会の関昭生執行委員長も来賓あいさつをしました。

 成田誠事務局長が議案提案。2021年度の総括では、まちづくり講座や映画『医師中村哲の仕事・働くということ』上映運動が各地で広がり「地域が立ち上がる流れが生まれている」と強調。

 22年度の方針として、①市民・組合員が主人公となる組織づくり、労協法を活用するまちづくり、②みんなのおうち設立運動、まちづくり講座の実施、③市民や当事者と結んだ運動、④持続可能な地域社会づくりに向けた新たな運動の創出などを掲げました。

 「地域からの変革〜私たちのことは私たちが決める〜」のテーマでNPO法人アジア太平洋資料センター(PARC)共同代表内田聖子(しょうこ)さんと労協センター事業団玉木信博専務理事が対談。

玉木専務理事(左)、内田さん

 内田さんは「杉並区で岸本聡子区長と、命や暮らしを大切する地域にしようと、まちづくりに取り組んでいる。みなさんと一緒に“働く”ことのあり方を改善していきたい」と話しました。

教会でフードドライブ、農のあるまちづくり講座

日本語学校の生徒のためにパントリー、労協法を学ぶフェス

5つの支部がリレー

 「社会的困難と向き合い、市民とともに新たな共同体を創り出す」と題して5つの支部がリレートーク。

 東京南部支部は、大田区の蒲田教会(名人・達人サミット実行委員)のみなさんが登壇。「教会でフードドライブを実施。集まった食品でフードパントリーを開き必要とする地域の人たちに配布している」。

 地域の高齢者の見守り「みまーも」(大田区、社会連帯機構団体会員)スタッフのみなさんは、「ワーカーズコープの若者たちと子育て広場を行っている。子ども相談室、子どもの預かり、絵本講座も。参加者からは『託児があったおかげで参加できた』などの声をいただいた」。

 東京中央支部は、ワーカーズコープ東京中央事業本部相談役の志波早苗さんが、「複合施設『東京DEW』のある地域には外国人が多い。日本語学校の生徒が食べ物も買えないと聞き、NPO法人シャプラニール(市民による海外支援の会)とフードパントリーを行っている。今後は合同相談会も行う」と力を込めました。

 反貧困ネット事務局長瀬戸大作さんも、「『東京DEW』に移転して、他団体とも連携して日常的に就労相談ができるようになり、就労に結びついている」。

 東京北部支部は、ワーカーズコープ杉並地域福祉事業所の森田賢明さんが、「労協法を楽しく職員が学ぶフェスを開催。今後は地域の人たちとも交流し、みんなで地域課題に取り組みたい」。

 東京三多摩・山梨支部川地素睿(もとえ)さんは、「西東京市でアースデイフェスティバルを行い、その後、1カ月間、アースデイ月間として地域の人が旗を立てていろんなところでイベントを行っている。また、農のあるまちづくりの講座を12回実施し、終了後共同農場を行う予定。アースデイと合わせて活動する」。

 続いて次の方々が特別報告。

 ホームベースドエデュケーション(リゾームスクール)モデル事業について、雫穿(てきせん)大学朝倉景樹代表、㈱創造集団440Hzの石本恵美代表取締役、親の会のみなさん。

 ポールdeウォークについて(一社)ポールdeウォーク推進協議会の木谷道宣代表理事。

 しごとづくり・仲間づくり相談交流会について、反貧困ネット瀬戸事務局長。

 荒川流域防災住民ネットワークについて杉並学童事業所の池田優さんと大東文化大学防災サークルステラのみなさん。

 名人・達人サミットinおおたについて共同代表の浜洋子さん。

 議案採択があり、社会連帯TOKYO共同代表の馬場幹夫さんがまとめました。