みんなのおうち「にぎや家(か)」 札幌・手稲で開所 まちづくり講座受講者ら
札幌市の手稲老人福祉センターの指定管理者をするワーカーズコープ手稲地域福祉事業所(子育て、建物管理なども)は、「ていねみんなのおうち にぎや家(か)」の開所式を11月21日に開き50人が参加しました。2020年に開いた「まちづくり講座」の参加者と老人福祉センターの利用者らとワーカーズのメンバーが「みんなのおうちの会」を結成。月1回の話し合いや、地域活動に積極的に取り組む中で、拠点の必要を感じての開所です。(所長 梶原 隆)

にぎや家は、老人福祉センターから車で3分の住宅街にある、二階建ての民家を活用。近くにはスーパーや公園、子育てサロンもあります。
開所式には、連合町内会会長、大学教授、地域包括支援センター、社協、医療法人、地元町内会の人たちなどが参列。

北海道事業本部の石本依子本部長代行が「地域交流の場、地域の居場所に」と呼びかけ、参加者からは「老人福祉センター以外にも行ける場所ができて嬉しい」「ボランティアで運営に関われるのは大変だけど楽しい」「自分たちでやりたいことを考えてできるのがいい」などの声が聞かれました。
椅子ヨガ、健康麻雀などは開所前からスタート。映画の会は「医師中村哲の仕事・働くということ」を上映。「感動した。多くの知り合いに観てもらいたい」「もう一度観たい」などの感想があり、上映を続けていきます。
運営費を考え、市から受託した家庭訪問型の子育て支援ホームスタート事業と、子育てサロン「あそべばい~しょ」の事務所にも。
すでに、医療法人、地域包括、社会福祉協議会などから、料理教室、介護保険や認知症についての講話、地域の方々の集まりなどに使わせてほしいという依頼がきています。
福祉センターではできなかったヤングケアラー、不登校子と親の会、一時預かりや子育て関連などの取り組みも構想しています。

講座翌月、準備会
20年11月、まちづくり講座全4回を終えると、翌月、「みんなのおうちの会」準備会を開きました。ここにはリタイアした介護士、ケアマネジャー、看護師、高齢者施設の元食事担当者、老人福祉センター利用者など「人が喜んでくれるのが嬉しい」「地域との関わりが楽しい」と感じた人たちが参加。
フードパントリー、医療機関での小農活動、花の管理、マラソン大会の沿道ボランティアなどを続ける中で「公共施設での活動には限界がある」「子ども食堂をしたいので、厨房がある場所がほしい」「言われてやるのではなく一緒に考えて取り組むことがしたい」「助け合い活動をもっと広げたい」などの想いがあふれてきました。
ワーカーズとしても、もっと地域と密着した活動や、情報発信をしたいと考えていたので、「気軽に集まって自由にいろんなことをできる」場として、「みんなのおうち にぎや家」を開設しました。
さまざまな地域の願いを聞いて、誰でも気軽に来られる地域の憩いの場と、役割を持ったり活躍できたりする場所にしていきたいと考えています。