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書籍紹介  振り返れば未来  農民作家  山下惣一聞き書き 

書籍紹介  振り返れば未来  農民作家  山下惣一聞き書き 

 小農・森林ワーカーズ全国ネットワーク呼びかけ人で、佐賀県の農民作家の山下惣一さんの最後の言葉をまとめたものだ。西日本新聞連載を大幅に加筆。さらに、農と自然の研究所の宇根豊さんが解説を書いている。  山下さんの半生を振り返りながら、「明日を切り開くヒントは未来にではなく、人々が歩いてきた跡、つまり人間の歴史の中にあるように思います」というように、これからの農業と日本社会を深く考えさせるものになっている。  農家の惣領息子として、後を継ぐことを運命付けられ、それに反発する若き山下さん。山下さんの農作業の話は、昭和の農村のありようと農政に翻弄される様子が伝わってくる。山下さんも農業の近代化に取り組みながら、自分のアタマで考えるようになり、だんだんと変わっていった。  山下さんは、ひとりの百姓として、懊悩も失敗も、学びも喜びも、率直に語っている。そこから、私たちは何を未来のために蒔く種にするのか……。  聞き手の佐藤弘さんは西日本新聞の記者で、自称山下さんの弟子。定年が迫ってきたことから、「最後の仕事」と迫り、この聞き書きが実現した。 農業は未来のために汗流...
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