はんしんワーカーズも移行総会 4月1日 労働者協同組合へ 面倒くさい、でも面白い働き方で9年

本紙 本田真智子

 はんしんワーカーズコープ(兵庫県尼崎市、はんしんWC)は、企業組合から労働者協同組合への法人移行総会を1月29日に尼崎中央北生涯学習プラザで開き、全組合員15人中14人が参加しました。はんしんWCは2014年に設立。7人が訪問介護と造園の仕事から始め、現在は6つの事業を行っています。(本紙 本田真智子)

 商店街活性化、地域食堂で信頼され

 開会あいさつで、馬場義竜代表理事が「フラットな関係でボトムアップ型の組織をつくろう、地域に必要な仕事をつくっていこうと設立。労働者協同組合を模索してきた。時間がかかり効率も悪いが、話し合いを本当に大切にして、仲間が納得感を持って働くことに重きを置いた。面倒くさい、でも面白い働き方で9年続けてきた。自転車の押しリンピックのイベントなど阪神尼崎駅前の商店街活性化や地域食堂など、地域の人と必要な取り組みをしてきた。そのような活動によって段々と行政にも信頼され、現在3つの業務委託の仕事もしている」と振り返り、「10年目を迎えるところで、労働者協同組合法人になる。組合員の幸せと、地域と利用者の幸せをもっと追求して、必要とされる組織にしていきたい」と決意を述べました。

 日本労協連古村伸宏理事長が「労協連加盟組織では5番目の移行総会になる。単に法人格が変わったというよりも、内実を充実させていけるよう、みんなで頑張ってほしい。兵庫県におけるリーダーシップを発揮してほしい」と期待を込めてあいさつ。

 ワーカーズコープ・センター事業団関西事業本部高橋弘幸本部長は、「8月に関西に異動してから、はんしんWCの就労的活動支援コーディネーターなどの実践に学んでいる。いろんな形での連携に取り組んでいきたいし、働く人同士の交流も強めていきたい。ともに頑張っていこう」と連帯あいさつ。


「組合員がこんなに揃ったのは初めて」と馬場代表理事(前列左から3人目)、前列左端が労協連古村理事長

 馬場代表理事、湯ノ木専務理事体制

 関谷修平理事が組織変更計画案を提案。

 理事・監事
 代表理事
  馬場義竜さん
 専務理事
  湯ノ木大亮さん
 理事
  関谷修平さん
  西山眞豊さん
  丸井淑子さん
 監事(外部)
  高橋弘幸さん(センター事業団関西事業本部長)

 名称は、労働者協同組合はんしんワーカーズコープとすること。定款や事業項目、出資、理事・監事(別掲)などについて説明し、全会一致で法人移行を決めました。なお、理事・監事の任期は22年度決算総会までです。

 議長の前西亮祐さんが「初めての総会参加で、議長に指名された。法人移行で新しいことに取り組んでいく1年になる。自分が働く放課後等デイサービス『児童デイこどもKakeru』は、1月に2カ所目を立ち上げた。これをきっかけに、新しいことに挑戦したい」と抱負を話しました。

 湯ノ木専務理事が「昨年、全組合員でクレド(使命、理念、行動指針)づくりに取り組み、法人移行を目指してきた。クレドをつくって終わりにしないで、いろんな人に伝えていけるように組織のあり方もつくっていきたい。委託の事業などを失い、経営は厳しくなるので、みんなでしっかりやっていきたい」とまとめました。