香川 ワーカーズコープ四国開発、香川高齢協 高松丸亀町商店街で労協法イベント

本紙 炭谷

 ワーカーズコープ・センター事業団四国開発本部は香川県高齢者生活協同組合(香川高齢協)の協力を得て、高松市丸亀町商店街で「労働者協同組合法周知相談イベント」を3月17日に開催。「労協法」県民の集いや映画「医師中村哲の〜」上映、香川高齢協の劇団「エルダーキャッツ」公演などの催しが行われ、市民に労協法をアピールする機会となりました。香川県の労協法広報事業の一環として開かれたものです。(本紙 炭谷)

映画、芝居、演奏などを通じて法律アピール

 丸亀町商店街は、高松市で最も賑わいのある商店街として全国的にも有名。イベントは、直径25メートルのガラスドームに覆われた壱番街前ドーム広場で開かれました。

 センター事業団四国開発本部川上健太事務局長のあいさつで幕開け。会場正面に設けられた舞台では、午前中、香川高齢協が運営するデイサービス牟礼(むれ)ひだまりの利用者によるハンドベル演奏やさぬき満月会による民謡踊り、映画「医師中村哲の仕事・働くということ」が上映されました。

 続いて行われた「『労働者協同組合法』県民のつどい」では、四国開発本部酒井厚行本部長が講演。雇用労働と協同労働との違いや全国・四国での労働者協同組合の設立状況などを説明し、「医師だった中村哲さんは、『医療の前に安全な水を』と、アフガニスタンの人々と用水路を作った。この法律を活用して、みなさんにとっての用水路を地域で築いてほしい」と呼びかけました。

「ドーム広場」で開催。集まった市民に労協法について話す酒井本部長

 高松市大西秀人市長も駆けつけ、「労協法は、市が進めている高松型地域共生社会づくりにつながる制度。イベントをきっかけに、この新しい法律への関心を高めてほしい。本市でもいろんな分野で労働者協同組合が作られ、助け合いを通じた豊かな社会づくりが進むことを願っている」と、期待を込めてあいさつ。

大西市長

 午後は、劇団エルダーキャッツの公演、虚無僧(こむそう)尺八の演奏があり、香川高齢協伊賀昌吾副理事長がイベントを締めくくりました。

劇団「エルダーキャッツ」は、バナナの叩き売りなどを上演。会場を盛り上げた

 会場には労協法相談コーナーや丸亀町クリニックによる無料健康相談コーナーも設けられ、イベント参加者や買い物客などが訪れました。

多くの人に立ち寄ってもらおうと

 商店街での労協法周知イベントは全国で初めて。

 きっかけは、昨年、センター事業団坂林哲雄副理事長(四国開発本部担当役員)が香川高齢協青梅スミ江理事長、丸亀町商店街振興組合古川康造理事長と懇談した際に、労協法周知への協力を要請したこと。

道ゆく人に労協法のパンフレットを配る川上事務局長

 企画を担当した四国開発本部川上事務局長は、当初、商店街での個別相談会を考えましたが、香川高齢協伊賀副理事長と打ち合わせを重ねる中で内容を膨らませていきました。

 伊賀副理事長は、「せっかくの機会なので、多くの人に立ち寄ってもらおうと、映画上映や劇団の公演なども行うことに。ドーム広場の使用も、古川理事長や商店街振興会の理解もあって、すぐにOKが出た。労協法や高齢協の取り組みを知ってもらうよい機会になったのでは」と振り返ります。

 今後、香川県では丸亀市、東かがわ市で労協法個別相談会の開催を予定。川上事務局長は、「今までは、労協法に関心がある人を対象に学習会やセミナーなどを開いてきたが、まったく知らない人への啓発活動も必要。今回のようなイベントを各地で行い、多くの人に労協法、協同労働を知ってもらい、活用につなげたい」と次を見据えています。