長野 上田事業所 おけまーるジュニアセンター開所式 不登校の子も自由に遊び、学べるみんなの居場所

本紙 岩田

 労働者協同組合ワーカーズコープ・センター事業団上田事業所(長野県)は、「上田おけまーるジュニアセンター」の開所式を5月13日、同じ建物の長野県労福協ライフサポートセンターで開き、57人が参加しました。ジュニアセンターは長野大学の学生と実行委員会をつくり、不登校の子どもも自由に遊べ学べる場と学習支援(高校生ボランティアも参加)を運営。1月のプレオープン以来、居場所は子ども133人、保護者9人が利用しています。(本紙 岩田)

大学生が実行委員「私たちの成長の場にも」

地域に愛される施設に

 開所式には、長野大学山浦和彦副学長、山ノ内町竹内延彦教育長、地元高校教諭、上田市職員、議員なども参加しました。

 センター事業団玉木信博専務理事が「当事者主体の地域づくりが大切。長野大学の学生のみなさんが、共に運営に携わられていることに、感謝と共に熱い思いを感じる。期待したい」とあいさつ。

 長野県阿部守一(しゅいち)知事のあいさつを、県子ども若者局次世代サポート課塩原昭夫課長が代読。「県では不登校の子どもが年々増えている。ジュニアセンターには、子どもや地域のみなさんが安心して過ごせる居場所として発展してほしい」。

 上田市土屋陽一市長は、「上田市では約400人の小中学生が不登校。子どもの声を聞くことが大事。ワーカーズ、中学、高校、大学生のみなさんが力を合わせてジュニアセンターを地域に愛される施設にしてもらいたい。市も連携しながら必要な施策を進める」とエールを送りました。

土屋市長

 清水純子県議、長野県労働者福祉協議会中山千弘理事長もあいさつしました。

 ジュニアセンター長の小林みゆきさんが「関係機関のみなさんと連携し、 地域で子どもの居場所づくりをしよう」と呼びかけ、保護者からの手紙を代読し、スタッフの長井眞弓さんが、学習支援に通う子どもたちの感想文を読み上げました(別掲)。

 実行委員長の油井凱心さん(長野大学2年生)が「ジュニアセンターは私たちが成長する場にもなっている。『楽しかった』『また行きたい』」と思ってもらえる場所にしたい」と力を込めました。

 センター事業団川原隆哲常務理事が「ジュニアセンターが子どもたちの主体的な学び場になるよう、一緒に責任を担い、発展を見守っていきましょう」と締めました。

 式後、センター事業団北上笑いのたね事業所(岩手県、不登校・ひきこもりの居場所)後藤誠子所長、「TDU・雫穿大学」代表の朝倉景樹さんが不登校をテーマに講演しました。

おけまーるジュニアセンター

・居場所:月、火、水、金曜日の10~15時
・学習支援:水曜日の15〜20時30分

保護者からの手紙より

安心できて以前の活発さを

 小1の娘は勉強の遅れから不登校に。1日中ゲームなどで遊んでいる娘への不安は、不満に変わり、 「どうして、学校に行かないの?」と、娘を責める日も。

 そんな時、救ってくれたのがジュニアセンターだった。親に口出しされず、娘がやりたいことをやりたいようにできる居場所。

 先生や友だちとは違う関係で気楽に遊んでくれて、話を聞いてくれる人がいて、娘が安心して過ごせる。通い始めてから娘に不登校以前の活発さが戻り、今は、娘のペースで学校に通い始めている。ジュニアセンターは私の話相手にもなってくれ居場所にもなった。

学習支援に参加している子どもの感想より

高校生、大学生、他校の子と

小4女子 ジュニアセンターが気に入ったところは、ハンモックに寝転がりながら、漫画やお気に入りの本を読んだり、違う学年や学校の友だちと一緒にいろんなことをやれたり、高校生や大学生と和室で椅子取(座布団)りゲームをできたりすること。ジュニアセンターでもっと友だちをつくりたい。

和室にはハンモックやテントも

小5男子 弟と利用。前の場所(上田事業所1階中高生スペースcocoon(コクーン))より広いスペースで勉強したり、遊んだり、のびのびと好きなことができる。

 勉強で困っている時、 高校生や大学生のお兄さん、お姉さんがヒントを出してくれたりして助かっている。

 立体四目並べのように考えながらできる遊びが好きで、高校生や大学生とやると、勝てる回数と負ける回数が半々ぐらいで楽しい。