労協連加盟組織が労協法人立ち上げ

代表 大津清次 本紙 福本

 新労協連設立を前にして、日本労協連加盟組織の地域協同組合無茶々園と株式会社440㎐は労協法人を立ち上げました。

無茶々園から労協法人「無茶々園の森」

協同労働の推進、定着目指す  

 地域協同組合無茶々園(愛媛県西予市)は、労働者協同組合「無茶々園の森」設立総会を6月2日に無茶々園で開き、組合員30人のうち19人が参加(委任状11人)。日本労協連古村伸宏理事長、田嶋康利専務理事、ワーカーズコープ・センター事業団四国開発本部酒井厚行本部長もお祝いに駆けつけました。

 総会では定款、事業計画、収支予算、日本労協連への加盟、役員の選出などが承認されました。

無茶々園の本部で開かれた設立総会

研修、事業開発など

 無茶々園の森は、無茶々園グループを構成する4つの法人(株式会社、農事組合法人、百笑一輝(ひゃくしょういっき)、てんぽ印)共通の取り組みである協同労働の学習・研修や、各組織運営の課題の交流、地域に必要とされる事業開発、地域の雇用促進、都市部からの研修受け入れなどの貢献事業を行う予定。

 労協の立ち上げを、無茶々園のリーダーと労協連が昨年8月より協議。グループ全部門の役員が組合員となり、協同労働を組織内で推進・定着する機能をつくると共に、新たな事業を開発する目的で労協法人を立ち上げることになりました。

 名称「無茶々園の森」は組合員の公募で、鶴見悠人さんが提案したもの。ピラミッド型の会社運営が「山」だとすると、その対義語は「森」、山と海に囲まれた無茶々園が「森」のように自然と人々をつないで結んでいく意味が込められています。(代表 大津清次)

創造集団440㎐「労働者協同組合」を設立

代表理事に石本恵美さん  

 ㈱創造集団440㎐は6月6日、事務所を構える東京DEW(東京・新宿)で、「労働者協同組合創造集団440㎐」の創立総会を開催。定款や事業計画、日本労働者協同組合連合会への加盟などの議案を承認。石本恵美さんを代表理事(同社代表取締役社長)に選任しました。株式会社は数年間、残します。

 設立時の組合員は4人。TDU・雫穿大学の卒業生と同大代表で、「設立趣意書」には「自分から始まるワーカーズコープの働き方こそ、この社会を、全ての人を幸福なものにしていくために不可欠。私たちの生き方の先にあると強く感じた。労働者協同組合法の施行を機に、自分たちに合った働き方として労協法人になることを考えた」と明記。

無事総会を終えて。左から2人目が石本代表理事

 出資金は一口3万円。今後、映像制作・配信、デザイン制作、Webサイト制作・管理のほか、各種イベントやワークショップを開催していきます。

 440㎐の活動を支える「賛助会員」制度も用意。元株主で継続支援を考える人などを想定しており、理事会承認を得て一口5万円の会費を納めると「永久会員」になります。

 石本代表理事は理事会終了後、「ワーカーズコープとの出会いが幸せだった。自分たちの思いややり方と重なる実感が伴ってきた時に労協連の正会員へのお誘いをいただくなどタイミングもよかった」。

 別の組合員は「株式会社はこだわりもなく立ち上げたが、今回は自分たちで積極的に選んだ感覚。より自分たちに合った組織になることができて嬉しい」とコメントしました。

 6月16日の登記完了(予定)を経て、正式に設立されます。(本紙 福本)