北海道 恵庭地福組合員と地域の母親仲間で 「地球を守ろう!in恵庭」結成から3年

恵庭市ファミリーサポートセンター 勝又みさ都

 2020年9月、労協ワーカーズコープ・センター事業団北海道恵庭地域福祉事業所の組合員と地域の母親仲間が、市民団体「地球を守ろう!in恵庭」を立ち上げてからもうすぐ3年。環境問題をテーマにしたさまざまな活動を重ね、地域のごみ拾い(ブルーサンタ!ごみ拾い)とバザー(くるくるクローゼット)を組み合わせたイベントなども開いています。(恵庭市ファミリーサポートセンター 勝又みさ都)

勝又さん

 

市民団体の活動から

 私は、建築関係の仕事をしていた時、「壊しては作る」の繰り返しに疑問を感じ、企業の環境部に転職。

 その後、仕事を辞め3人の子育てをしながら、恵庭地福の生活支援「あいよ」の家事支援や、恵庭市ファミリーサポートセンター(センター事業団が受託)を利用していました。

 農家で生まれ育ち、モノを大事にしていた私は、すぐに使い捨てる生活に疑問を感じ、再び環境問題に取り組もうと、恵庭地福に紹介してもらったママさんたちと、「地球を守ろう!in恵庭」を立ち上げました。この時、私はワーカーズに入団し、ファミサポスタッフになりました。

 その後、「環境活動家 谷口たかひさお話会」、年5、6回のごみ拾い活動などを行ってきましたが、今年3月、再び谷口さんを招いてのお話会で、「私たちのまちでできることは?」をテーマに語り合うと、「地球環境も子育てもつながっていると知った」という声が。そこから、家庭で不要になった物のゆずりあいの輪を広げたい、という思いに至りました。

 コロナ禍で学校のバザーなどは中止、市が広報で募集していたゆずりあいの仕組みもなくなり、進学で制服をそろえるのは家庭の大きな負担となっていると知ったことも、後押ししました。

ブルーサンタごみ拾い

レジ袋やプラごみも

 そこで今年度、恵庭市の後援を受け、ごみ拾いとバザーをセットにしたイベントを2カ月に1回、開催しています。

 青いサンタになって子どもたちにきれいな海をプレゼントする『えにわブルーサンタごみ拾い』と、洋服、靴、おもちゃ、学用品などをゆずりあう『えにわHappyくるくるクローゼット』です。

45リットルの袋2つ分のごみを拾う

 クローゼットは、恵庭地福の就労継続支援B型事業所はっぴーjobカフェはれる屋で2月に始まった、家庭で読み終えた絵本のリユース「はっぴーくるくる本棚」の取り組みを、日用品にも広げたいという思いで企画しました。

 5月28日に実施した「ブルーサンタごみ拾い」には9人が参加。

青いサンタのTシャツ姿で「子どもと一緒に夢中になれて楽しい」「ごみを捨てない意識が広がってほしい」などと話しながら、近くを流れる茂漁川の岸辺に浮くレジ袋やプラごみ、遊歩道沿いのタバコの吸い殻や空き缶などを拾い、45リットルの袋2つ分のごみを拾いました。

川沿いを歩きながらゴミを

くるくるクローゼット

 その後、市ファミリーサポートセンター事務局のある「もりのいえ」を会場に、「くるくるクローゼット」。事前に出品者が並べておいた子ども服、靴などの日用品を、来場した親子連れなど6組が、1点100円など安価でゆずりあいました。

 ごみ拾いから参加した家族は「昔は当たり前だった、ものを大事に長く使うことや、工夫して再利用することの大切さに気づいた」と話していました。

 7月17日にもイベントを開き、3組の親子が参加しました。

Happyくるくるクローゼット。親子連れなどが参加

新たな取り組みにも

 「えにわ花とくらし展」の会場や、市と他法人が共催するがん啓発イベントなどでも多くの参加者と一緒にごみ拾いを行っており、着実に地域に根付いてきていることを実感しています。

 今後は、もりのいえを拠点とし、SNSを利用したものの循環など、リユースの課題である保管と管理の問題を解消する新たな取り組みにも挑戦します。