労協連気候環境アクションチーム全国会議 岡山みずたまが報告 脱プラで 倉敷医療生協とへちまたわし作り

総合企画開発本部主任 岡安智生

 日本労協連気候環境アクションチーム(以下、気候チーム)は、「第6回気候環境アクションチーム全国会議」を9月14日にオンラインで開催し、加盟組織から23人が参加しました。海洋のみならず人間や動物の体も汚染するプラスチックの問題について学びました。(総合企画開発本部主任 岡安智生)

恵庭はエネルギー展へ

 最初に映像資料でプラスチックについて学習。難燃剤など人体に有害な添加物がマイクロプラスチックから溶け出し、食物連鎖の中で濃縮された結果、私たちは日々大量の汚染物質を摂取していること、そして普段の生活の中でプラスチックを減らすさまざまな取り組みについて学びました。

 続いて労協ワーカーズコープ・センター事業団山陽事業本部みずたま事業所(岡山県倉敷市、清掃、自立支援など)の奥田浩貴所長、三木保秀副所長が、倉敷医療生活協同組合との活動を報告。

 一緒に環境学習会を重ねる中で、食器洗浄でスポンジから出るマイクロプラスチックの害について知り、その抑制としてへちまたわし作りを始めました。

生協会館でへちまたわしの作製と、へちまのタネの回収をする

 小学校の授業として子どもたちも参加し、一緒にへちまを育て、皆でたわしを制作。種取りも行い、次年度も活動する予定です。グローバルな問題に対して、具体的で身近な取り組みを地域みんなで形作りました。

 次に気候チーム事務局・協同総合研究所の荒井絵理菜さんが2つの活動報告。

 NPO法人コミュニティオーガナイジングジャパンが開いた研修に、気候チームから5人が参加。異なる価値観を共有し仲間として活動を広げていく話し合いの仕方について学びました。

 また、北海道恵庭市が主催した「えにわ環境エネルギー展」にセンター事業団恵庭地域福祉事業所(子育て、障害者支援、公共施設管理など)がゴミ拾いの取り組みや協同労働について出展し、働き方から見直して持続的な社会を創っていくことの重要性を伝えました。

常に学ぶ姿勢を

 古村伸宏理事長が基調提起で、気候・環境という大きなテーマに、実践の中からワーカーズだからこその取り組みを見出していく基本姿勢について確認。そして持続性の危機という悲観的な未来への抵抗という視点を持つ一方で、「こういう地域で暮らしたい」と積極的なビジョンを持っておくことが大切であり、その事例として神奈川県真鶴町の「美の基準」というコンセプトのまちづくりを紹介しました。

 センター事業団ひろしま北部地域福祉事業所の鈴木智絵里さんが「環境問題は複雑で知らないことが沢山あり、便利とされているものが環境汚染に結びつくこともあるため、常に学んでいく姿勢が大事」と指摘し、「みずたま事業所や恵庭のような、地域の人たちとワクワクしながら活動をする持続的な気候環境アクションをつくっていこう」と呼びかけて結びました。