神奈川 センター事業団 横浜中部地域福祉事業所 建物総合管理 横浜・寿町で初開催「いきいき清掃講座」 修了生は10月から現場の担い手に

横浜中部地福 髙野義浩

 労協ワーカーズコープ・センター事業団横浜中部地域福祉事業所は、9月に横浜市中区の横浜市寿生活館で、初めての「いきいき清掃講座『基礎コース』」を開催。修了生2人は、横浜中部地福が受託する簡易宿泊所の清掃業務に就くことになりました。(横浜中部地福 髙野義浩)

 横浜中部地域福祉事業所は、かつて日本三大ドヤ街の一つとして知られた横浜市中区の寿町を拠点に、区の委託で自立生活支援事業(生活保護費の金銭管理など)やデイサービス「寿ワーカーズ」を運営。5月からは、簡易宿泊所「コムラード寿」の清掃業務も行っています。

 清掃講座は、寿町に暮らす人たちに清掃技術を学んでもらい、就労に結びつけようと企画。社会連帯機構神奈川地方委員会の助成を受けて実施したものです。

 大阪市西成区で開かれている清掃講座(センター事業団関西事業本部とNPO法人釜ヶ崎支援機構が共催)の内容を参考にしながら、ワーカーズコープ連合会事業推進本部とカリキュラムを組み立て、自治体や地域の支援団体、公共施設などにチラシを配って参加者を募りました。

トイレ清掃で真剣に取り組む姿が印象に

 講座は9月7〜16日に開催(全5回)。当初4人の申し込みがありましたが、その後辞退が出て、結果2人の受講生でスタート。

 事業推進本部の安村佳晃事務局次長と高園幸男さんを講師に、ぞうきんの持ち方・絞り方、清掃道具の使い方、床清掃やトイレ掃除、接遇マナーなどを学びました。

全5回の講座を無事に終え、鳴海事務局長(左)から修了証書を手渡される受講生。10月から簡易宿泊所の清掃現場に入る

 受講生の就労意欲はとても高く、講師の話に熱心に耳を傾け、実技でも清掃技術を体得しようと積極的に体を動かし、トイレ清掃の実習では、真剣な表情で取り組む姿が印象に残りました。

真剣な面持ちでトイレ清掃実習に取り組む受講生。実習は会場の寿生活館の協力を得て

 参加人数が少なく残念でしたが、逆にアットホームな雰囲気に。安村さんたちの講義は非常に分かりやすく、受講生からの質問にも時間をかけながら、ていねいに対応してくれました。

 講座の後半からは簡易宿泊所の清掃に入る私たち組合員も受講。改めて清掃道具の使い方や清掃の基本を学ぶことができ、大変参考になりました。

 休むことなく講座を終えた受講生2人は、最終日にセンター事業団神奈川事業本部の鳴海美和子事務局長から修了証書が手渡され、激励の言葉が贈られました。

床清掃の基本もじっくり学んだ

現場は自分たちが暮らす簡易宿泊所

 横浜中部地福では、10月から新たに簡易宿泊所「扇荘新館」の清掃業務が始まりますが、実は今回受講した2人はこの宿泊所の住民。帳場に受講生募集のチラシを持っていったところ紹介を受けました。2人は10月から、ここの清掃業務を担うことになっています。

 清掃講座を知った地域の人からは、「次は参加したい」という声も。今後も継続的に清掃講座を開きながら、元気なうちは働きたいという地域の人たちの気持ちを大切にしながら、就労の場づくりにも取り組んでいきます。