埼玉 熊谷・妻沼 ほほえみ小規模多機能「10周年」「泊まりたい」の声に応え

本紙 福本

 労協ワーカーズコープ・センター事業団熊谷(くまがや)・妻沼(めぬま)地福ほほえみは、小規模多機能事業「10周年の集い」を10月28日に開催。利用者や職員、議員など35人が参加しました。映像でこれまでを振り返り、次の10年に向け地域と共に歩む思いを参加者みんなで共有しました。(本紙 福本) 

小規模多機能ほほえみの入口

手探りで続け「あっという間」に 

 船越聡一郎所長は、「20年前に訪問介護から始まり、事業を続ける中、『ほほえみで泊まりたい』という地域の人たちの声に応え、2013年10月に小規模多機能型居宅介護事業をスタート。開所式で家族代表であいさつした内田直(ただし)さんやテープカットした角田(つのだ)福江さんは、今日は利用者として参加してくれている」と感謝の意を込めて開会あいさつ。

 
船越所長

 埼玉事業本部成田誠本部長、黒澤三千夫熊谷市議と鈴木理裕(まさひろ)埼玉県議のあいさつに続き、ほほえみの職員も一言ずつ自己紹介。長沢悦子さんは「皆さんの笑顔に支えられ、あっという間の10年だった」、ケアマネジャーの志保田(しぼた)梢さんは「いろいろな介護の中でも小規模多機能は本当に良いサービス。ずっと楽しく利用してもらえるようにしていきい」、小規模多機能の開始時からスタッフの川島美恵子さんは「地域に同様のサービスがない中、手探り状態で取り組んできた。今後も協同労働で頑張っていく」と、決意を語りました。

あいさつする成田埼玉事業本部長

「大家さんあってこそ」と石原さん 

 北海道からお祝いに駆けつけた小規模多機能事業開始時の所長・石原和子さんは、「立ち上げる時は大変だったが、泊まりも兼ね備えた小規模多機能は当時、本当に画期的だった。元々、ここの土地と建物をワーカーズに貸してくれていた大家の栗田曻(のぼる)さんが、小規模多機能用に建物を建ててくれたから今がある。これからも栗田さんのためにも頑張ろう」と激励。埼玉事業本部の横倉しず代さんと深谷南地福だんらん上柴の竹田恭子所長もお祝いの言葉を送りました。

石原さん

 所用で欠席したセンター事業団相談役の岡元かつ子さんからのメッセージを船越所長が代読し、ほほえみの略歴を改めて紹介。

 この後、映像で10年の歩みを振り返り、時々の様子を船越所長が解説。懐かしそうに目を細めて映像を眺めていた利用者は、地域の方々が手品や三味線の腕前を披露する次のプログラムに移ると一点、驚いたり笑ったりして楽しいひと時を過ごしました。

10年間を振り返るスライドショーに見入る参加者

 10周年イベントは2週にわたって開催。一週間前には群馬県桐生市のバンド「桐生ノスタルジクス」のコンサートをほほえみで開き、地域の人たちなど86人が集まりました。

ほほえみを拠点に「まちづくり」へ

 船越所長は、「ほほえみを拠点にまちづくりを進めたい。そのためにも、さらにイベントを企画して共感してくれる仲間を増やし、そこから人材不足解消、利用者獲得にもつなげられれば。高齢者だけではなく、子育て中の人、若者向けのイベントにも取り組む。イベントを開くと、同じような活動をしている人が集まってきて自然と仲間になる。そんな流れが出来つつある」とし、10周年のコンサートに参加した方がほほえみに興味をもってくれ、組合員になったと教えてくれました。