WC連合会 新たに2団体が加盟

本紙 炭谷

 ワーカーズコープ連合会は11月30日に開いた第5回理事会で、新たにTNG労働者協同組合(神奈川、正会員)、一般社団法人ソーシャルファーム栃木(準会員)の加盟を承認しました。ワーカーズコープ連合会加盟組織は、正・準会員合わせ39になります。(本紙 炭谷)

大企業では自分の意見が出せなかった

 TNG労働者協同組合は、昨年11月に設立。主にIT分野の事業を行っています。

 この分野での労働者協同組合法人は全国で初。組合員は9人で外国に居住する組合員も3人。世界のIT系労働者協同組合のグループ「PATIO」のメンバーになっています。

 協同総研の会員でもある工藤靖顕代表理事は立ち上げの動機について、「金融系大企業のシステム開発に長年携わってきたが、以前からなにか違和感があった。その原因が、自分の意見が出せないことにあるとわかり、解決策を模索する中で労働者協同組合というやり方があることを知り、協同総研の支援を受けて立ち上げた」と紹介。

 「名称のTNGは、『つながる』から命名。皆さんから仕事の依頼が欲しいということもあるが(笑)、他の労働者協同組合と連帯して、さまざまな地域や分野で労協的な働き方を浸透させたい」と話しました。

職員に協同労働浸透させたい

 一般社団法人ソーシャルファーム栃木は、働きにくさを抱えた人たちに多様な仕事をつくり、自立と社会参加を進めようと、企業組合とちぎ労働福祉事業団(ワーカーズコープ連合会準会員)を母体に11年前に設立された団体です。

 栃木県内(宇都宮市、小山市)に2カ所の拠点があり、制度を活用しながら、休耕地での農作業や農産物加工、とちぎ労働福祉事業団が請け負う清掃業務や生協物流センター業務の補助的な仕事を担っています。

 五十嵐靖彦さん(とちぎ労働福祉事業団専務補佐)は、「連合会の皆さんと交流しながら、職員に協同労働を浸透させていきたい。とちぎ労働福祉事業団も、2025年度までに労協法人への組織変更を検討している」と話しました。

・TNG労働者協同組合
「つながる」から命名。全国初のIT系労協法人

・(一社)ソーシャルファーム栃木
就労に困難抱える人の自立と社会参加目指す