熊本 生活介護事業所「めりい」開所 ソーシャルワーカーらが設立 「労協あるく」

労協ワーカーズコープ・センター事業団九州沖縄事業本部本部長代行 牛草賢二

 労働者協同組合あるく(熊本市、廣野るみ子代表理事)は、生活介護事業所「めりい」の開所式を12月1日に開催。熊本県の職員や利用予定の方など40人がお祝いに駆けつけました。(労協ワーカーズコープ・センター事業団九州沖縄事業本部本部長代行 牛草賢二)

「あるく」のスタッフ。開所式で

 

県で第1号 事業本部が設立支援

 「労協あるく」は、「自分らしく働きたい」という思いを抱くソーシャルワーカーたちが、障害者生活介護事業を主軸に地域のニーズに応えようと立ち上げました。熊本県では第1号の労協法人です。

 きっかけは2年前、書籍や報道でワーカーズコープのことを知った廣野さんらが九州沖縄事業本部に相談したこと。労協法の学習会やウェブ懇談会などを重ね、昨年12月4日に設立することができました。

 事業所の場所探しに難航しましたが、廣野さんが「生活介護事業をやりたい」と、民生委員の集まりで話したところ、参加者の一人から「それならうちの土地を使って」と申し出が。建物も建ててくれました。

 建物は9月に完成する予定でしたが、7月に熊本地方を襲った豪雨の影響で建物の基礎部分が水没。再度嵩上げ工事を行い、11月20日に引き渡され、開所の運びとなりました。

県職員も駆けつけ激励 ― 開所式

 開所式には地域のみなさんや利用を予定している方々をはじめ、熊本県商工労働部労働雇用創生課の飯塚暁子審議員、九州事業本部の役員も含め、40人がお祝いに駆けつけました。

 飯塚審議員は「立ち上げにとどまることなく、さらなる発展を期待している」とエール。

 秋津校区社会福祉協議会の福田聖司会長も、「困ったことがあったらなんでも相談を」。地域の民生委員からも祝辞がありました。

 利用を予定している方たちからも、心のこもった温かい言葉があり、「めりい」が地域に受け入れられていることを実感しました。

最高の環境で

 敷地が広いとは聞いていましたが、実際に現場を訪れると、白い新築の「めりい」と敷地にある大きな畑が目に飛び込んできました。畑は300坪ほどでテニスのシングルコート5面分。本当に広い!。きれいな建物と広々とした畑に囲まれ、まさに最高の環境です。

広い敷地に立つ「めりい」
「あるく」「めりい」の看板

 

 建物の窓からは、熊本百名山の一つ飯田山(いいださん)を一望することができ、開所式当日は天気も良く素晴らしい眺めを堪能しました。

 「めりい」は、すでに利用が決まっている方も5人いるとのこと。順調な滑り出しとなりそうです。

 「あるく」はフィンランド語で「はじまり」、「めりい」は英語で「陽気な」とか「楽しい」という意味です。