能登半島地震 センター石川 松任青少年宿泊研修センター 入浴対応、物資提供など避難所として

 元日に発生した能登半島地震。労協ワーカーズコープ・センター事業団石川事業所が指定管理者で運営する、白山市松任(まっとう)青少年宿泊研修センター(研修センター)では、輪島市から避難してきた人たちの受け入れや、近くの体育館に身を寄せる被災者への入浴対応、支援物資の提供などをしています。

研修センターで被災者支援にあたる川畑さん(左端)と村上さん(右隣)。右へ北陸信越事業本部土屋一夫事務局次長、同川原隆哲本部長

 石川県南部にある白山市では、震度5弱を観測したものの、研修センターの使用には影響がありませんでした。

 1月5日、市の連絡を受けて、研修センターを2次避難所として登録。入浴設備もあるので、近くの体育館に身を寄せる避難者にこの設備を開放していますが、市から要請を受けたのは、体育館での受け入れ開始2日前。タオル類などは急遽リネン業者にかけあって200枚を調達しました。

 13日、自衛隊のヘリコプターで46人が体育館に到着しましたが、この日は入浴に来る人はいませんでした。

 石川エリアマネージャーの村上敦子さんは、「当日はとてもお風呂に入る心境ではなかったのだと思う。今、体育館に86人、研修センターには一家族5人が身を寄せている。主に輪島市から避難してきた人たち。被災した人たちには寄り添えるだけ寄り添っていきたい」と話しています。

研修センターの入り口には、「避難所入浴施設」の張り紙

子ども食堂ネットワークから大量物資

 研修センターでは、ひとり親家庭支援などを行っている職員の川畑知晴(ちはる)さんらが、2年前から子ども食堂「はくさんうぐいす食堂」を実施していたこともあり、地震発生直後から、川畑さんの自宅に子ども食堂ネットワークを通じた大量の支援物資が全国から送られてきました。

 そこで、市の了解を得て研修センターで物資の保管と提供を行うことに。SNSで募ったボランティア12人が仕分けや引き取りなどを行い、研修センターや体育館で暮らす被災者に提供しています。

自主避難所にも届け

 自主避難所には、物資が届かない場所が多々あると聞いたため、道路の復旧が進み始めた22日ごろからは、ボランティアの人たちと80キロ離れた七尾市を中心に、ガソリン代持ち出しで自主避難所などにも支援物資を届け始めています。

 今後、ボランティアをさらに募り、炊き出しや仮設住宅での支援活動も行う予定です。

(義援金を募っています。)