名古屋 愛知高齢協がセンターと こども・地域食堂 利用者宅譲り受けた「多世代交流サロン」で
愛知県高齢者生活協同組合は、「守山あまこだ」の利用者夫婦が暮らしていた戸建て住宅を譲り受け、多世代交流サロン「たまり場BunBun」を開き、労働者協同組合ワーカーズコープ・センター事業団名古屋事業所と一緒に、月1回、こども・地域食堂も開催しています。センター名古屋事業所 小楠修平所長の報告。

「手伝えることあれば…」
43人、69人と増え
こども・地域食堂は、食材はワーカーズデイサービスや訪問介護などを行う愛知高齢協の事業所「守山あまこだ」と高齢協本部、名古屋事業所の職員や組合員が中心となって運営。
12月17日の初回は43人、1月21日の2回目は69人の小・中学生や保護者、高齢者などが参加。
「みんなで食べるとおいしいね」「家の近くにこんな居場所ができて嬉しい」「子どもたちの明るい笑顔に元気がもらえた。手伝えることがあれば手伝いたい」などの感想が。


食材はワーカーズコープの事業所や地域から提供を受けたり県の助成金で購入したりして調達していますが、参加者から「運営の足しに」と、寄付も集まっています。
手紙と活用計画書
愛知高齢協では高齢者だけでなく、より多くの地域の人たちとつながろうと活動拠点を探していましたが、なかなかこれはと思える場所に巡り合いませんでした。
4年前、利用者夫婦が施設に入り、自宅が空き家になることを知った岩田順子常任理事らが「この家を地域のために活用させてもらえませんか」と、息子さんに手紙と活用計画書を出しました。待つこと3年。息子さんから「両親の家を地域のために使ってください」と譲渡の申し出がありました。
昨年9月末、高齢協の職員やワーカーズコープの組合員、職業体験の一環としてサポステ利用者にも手伝ってもらい、部屋の掃除やペンキ塗り、庭の草刈りを実施。家具などは利用者や高齢協の組合員に呼びかけて集め、手作り感満載のサロンになりました。
現在、週1回のおしゃべりカフェと、月1回のこども・地域食堂を開催。使用していない時はレンタルスペースとして地域に貸し出しています。
介護現場の人材確保にも
岩田常任理事は「ワーカーズの皆さんとは以前から福祉用具事業や学習支援でつながりがあった。子ども・地域食堂は、自分たちだけではできないし、ワーカーズコープのみなさんとなら安心して協力し合えると思ったので声をかけた。地域のニーズに応え、地域の方たちとつながる場所としてこの場所を活用していく。息子さんの期待に応えたい」と意気込みます。
今後については、「こども・地域食堂の活動をさらに充実させ、学校の長期休業時の朝食提供や、食堂にくる若いママたちを対象にした子育てサロンも開きたい。介護現場の人材も不足しており、食堂に来てくれた人たちに介護の仕事の魅力を伝え、資格取得を呼びかけたり、子育て中のママたちの仕事おこしにも取り組んでみたい」と話しています。