ワーカーズコープちば フードバンクちば 能登半島地震被災者へ支援物資 「長期的に粘り強く復興」の声
フードバンクちば(FBちば、労働者協同組合ワーカーズコープちばが運営)は、能登半島地震被災者への支援物資を2月6、7日、石川県金沢市に届けました。FBちばの小柳光廣さんとワーカーズコープちばの倉持圭輔さんがワゴン車を運転し、現地へ。倉持さんの報告です。

生理用品は配りやすいように包装
10時間予定が13時間
フードバンクちばでは、地震発生直後からいつでも支援に動けるよう準備。2月2日、いしかわフードバンク・ネットから要請があり、すぐ対応しました。
支援物資は、コープみらいと協栄流通より提供いただいた子ども用オムツ、大人用オムツ、生理用品など。コープの物流センターの人たちが、配りやすいようにと生理用品などは中の見えない袋に少量ずつ包装して準備してくれ、心遣いにありがたく感じました。
6日朝8時、ワゴン車で出発。前日の大雪の影響で首都高速は通行止め。常磐道や北関東道を使い、長い休憩を取らずに交代しながら運転。長野、新潟、富山では暴風、雪、ホワイトアウトなどで天気がくるくる変わり気が抜けません。10時間の予定が13時間かかりました。
道路寸断が障害に
金沢市には21時に到着。いしかわフードバンク・ネットの事務所がある石川県勤労者福祉文化会館近くのホテルで休み、7日早朝、物資を運び込みました。会館職員、警備員など6人が明るく迎えてくれ、搬入も手伝ってくれました。

対応してくれた理事の青海万里子さんによると、食品やボランティア、支援金は集まってきていますが、それを被災地へつなぐ経路ができておらず、被害が大きい地域へは、いまだに自衛隊や消防隊などでないと搬入できないとのこと。道路が土砂崩れなどで寸断され、水道、電気、ガスの復旧もなかなか進まないそうです。
支援物資は避難所や被災者の自宅などへ。届けられなかった分は、いしかわフードバンク・ネットを通じて各子ども食堂に寄付されています。
困りごとや課題、ネガティブな意見が出ると思っていましたが、青海さんの表情も声も前向きで、「長期的に粘り強く復興していくしかない」と話されていたのが印象的でした。
予算委中継に憤り
行きの車の中でラジオを聞いていました。衆議院予算委員会の中継では、能登半島地震被災者への支援が生活再建などとてもできない額だと憤り、石川さゆりさんの「能登半島」が流れると、ご当地ソングは被災者を勇気づけるなと感じたり。支援物資を運んでいるせいか、自分事のように捉えていました。
状況が落ち着いたらまた被災地へ足を運び、その時にできることをしたいと感じました。「いつか能登に行く」準備をしながら、困難があったときは共感して支える自分であることが大事だと思いました。
(なお、ワーカーズコープちばが運営する「ふなばし制服バンク」は制服バンク石川の要請に応えて、学生服などを1月19日に送りました=既報)
3月3、4日にも支援拠点へ
いしかわフードバンク・ネットと全国フードバンク推進協議会は能登半島の中央に位置する穴水町に、中長期的な支援活動の拠点を近く立ち上げます。FBちばはそこへの物資運搬と整備、清掃などの支援を3月3、4日に行いました。