センター事業団 長野県中野市で初の仕事 子育て支援センターと乳幼児一時預かり
労協ワーカーズコープ・センター事業団は、4月から長野県中野市の子育て支援センター2カ所の指定管理者になりました。北陸事業本部の中野事業所がその運営を担います。中野市では初のセンター事業団の事業所です。(北陸信越事業本部事務局次長・信州エリアマネージャー 林 織江)
空白自治体の公募知り 「応募しよう!
「市の全子育て支援施設をやりたい」
中野市は、長野県北部にある人口約4万人のまち。中野事業所が運営するのは、市の中心部にある中央子育て支援センター「りんごっこ」と、旧豊田村地域にある豊田子育て支援センター「うさぎっ子」、そして5月からうさぎっ子で始まる乳幼児一時預かりの2施設3現場です。
昨年7月、これまで市の直営で運営されていた子育て支援センター2カ所と児童クラブ9カ所が指定管理者の公募に出されました。
中野市にはセンター事業団の拠点はありませんでしたが、新潟で子育て現場を広げていった新潟事業所の齋藤紀美子所長の言葉に倣い、「市の全子育て支援施設をワーカーズでやりたい」と、迷わず篠ノ井子ども広場(長野市)の齋藤由美子所長に相談。「応募しよう!」となり、企画書作りへ。
ただ、私たちは更新時の企画書作りは経験していますが、新規は初めて。事業本部やエリアの仲間の協力をもらいながら企画書を仕上げ、プレゼンを経て9月初旬、市より子育て支援センターの内定をもらうことができました(児童クラブは次点でした…)。
直営からの職員、利用者が仲間に
正式に選定されると、この施設で働く職員と面談を開始。ワーカーズコープの仕組みや協同労働という働き方について伝えました。人材不足の中で、職員が集まるのか心配でしたが、うれしいことに7人全員が組合員に。気心の知れた間柄で、チームワークという事業運営で大切な宝物を引き継げたことで、立ち上げ時の大きな不安要素が解消された思いでした。
新しく仲間になった組合員からは、「一時預かりの利用者を増やそう」「子育て支援員の研修も」という声も。悩んだ末にワーカーズで働くことを選んでくれたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。
新年度に入り、2施設とも通常どおり開館していますが、まだまだ気の張る毎日です。「うさぎっ子」では5月から一時預かりが始まるので、今は事業本部の子育ち推進室の協力を得ながら、近隣施設や同事業を行っている新潟事業所の「いーてらす」などをモデルに準備を進めています。
みんな一時預かり事業に携わるのは初めてですが、子育て支援センターの利用者だった方が組合員になり、一時預かりの担当になってくれたことは大きな力になっています。


ていねいで実直な運営から地域の信頼を
当面、中野事業所の所長と副所長、事務作業は、篠ノ井子ども広場が担い、経営の早期安定と協同労働の定着を目指していきます。
「りんごっこ」と「うさぎっ子」は共に、地域の子育て世代から絶大な信頼を得てきた施設です。
昨年、私たちは社会からの信頼を損なうような事態を経験しました。だからこそ、以前にも増してていねいで実直な姿勢で運営に臨んでいくことが、地域からの信頼を得る近道だと思います。そのことを忘れずに新しい仲間たちとがんばります。