国分ほのぼの コープかごしま国分店でフードドライブ 「場所がなくなりそう」の相談から

副所長 瀬戸口麻弥

 労働者協同組合ワーカーズコープ・センター事業団国分地域福祉事業所ほのぼの(鹿児島県霧島市、子育て、高齢者介護、就労支援など)は、4月12日から生活協同組合コープかごしま国分店の駐車場でフードドライブ活動をスタートさせました。月1回ずつ受取日と配布日を決め、家庭で余っている食品を持ち寄ってもらい、必要とされている人に渡していきます。(副所長 瀬戸口麻弥)

月1回ずつ受取と配布を

サポステの若者へ

 ほのぼのは2016年、サポステで出会った若者がいつもお腹を空かせている状態だったので、組合員でお金を出し合い食料品を渡すことからフードバンクを始めました。衣装ケース2個に食料品を準備し、必要な方へ配布するように。

 市生活福祉課にフードバンクの活動を周知してからは、必要としている人が次から次へと取りに来て、フードバンクの必要性を身をもって感じました。

 取りに来る人とのたわいもない話で、生活の不安や不満を聞くこともありますが、寄り添って話していると「気持ちが楽になった」と帰る人や、「この食料がなかったら死んでいた。ありがとう」と感謝される人も。

 また地域の人からのたくさんのお米や野菜、食料品も届くようになり、地域で循環できるようになりました。

意見交換の場で

 4月からはフードバンクからフードドライブへと形を変えました。きっかけは、フードバンクのある「ほのぼのみんなのおうち」の建物を大家さんから返却を求められたことです。

 昨年10月31日に、コープかごしま本部で組織運営本部の堀切宣正本部長と、九州事業本部梛木賢二事務局長、鶴崎理沙鹿児島エリアマネージャー、岡元ルミ子副本部長がSDGsとフードロスの件で意見交換をしました。その時に「フードバンクの場所がなくなりそうで困っている」と相談したところ、国分店でフードドライブ活動をやろうという話になりました。

 「ほのぼのみんなのおうち」の建物はそのまま使えることになりましたが、コープかごしまとの話し合いも進めていたので、フードドライブとして再スタートすることに。

「フードドライブ」ののぼりを出して、食品の受け取りをする。テーブルには届けられたたくさんの食品

店長も組合員に周知

 2月から組合員みんなで国分店店頭でチラシ配布と、地域の人や市役所、民生委員、大学などへ周知活動を行いました。その中で、フードドライブを知らない人が意外に多いと感じました。民生委員から「困っている人がいるから知らせる」との反応も。

 国分店の店長さんは、組合員に周知してくれています。

 12日の第1回目の受取日には、地域の人や民生委員からお米やインスタント麺、レトルト食品がたくさん届きました。

 中には「近くに困っている人がいるので、フードドライブのことを伝えます」「自宅で作っている野菜がたくさんあるので持ってきてもいいか」と言う人も。野菜を寄付したい人には、配布日と時間を伝えて、その時に持ってきてもらうようにお願いしました。

12日に最初の寄付を受け取る瀬戸口副所長(中央)

 食品は22日に配布。当日は、5家族が受け取りに来ました。これまでフードドライブを利用されていた人だけでなく、チラシを見てきた人も。家族の人数を聞いて、それに合わせてお米や食品を渡しました。

 当日は募金箱を置いていますが、今後は資金集めも兼ねたバザーなども計画。寄付してくれる人、渡す人両方の声を聞きながら、地域で助け合いの輪を広げていきたいと思います。

集まった食品。米の寄付が多い