センター神奈川 「横浜寿町の自立と協同を考える」学習会 「南山荘プロジェクト」本気で 寿町の歴史、現状、展望は…
本紙1月25日号の鼎談(ていだん)「『人間のまち寿』を創造しよう」で加藤彰彦さん(沖縄大学名誉教授)が紹介した横浜市中区の寿地区を再生する取り組みを学び、労協ワーカーズコープ・センター事業団も関わりを深めていこうと、学習会「横浜寿町の自立と協同を考える」が5月16日、東京池袋の労協連本部会議室で開かれ、約30人が参加しました。(本紙 松沢)

センター事業団神奈川事業本部の鳴海美和子副本部長が司会を務め、玉木信博専務理事が開会あいさつ。
日本社会連帯機構永戸祐三代表理事が進行役となり、「寿地区の歴史」を加藤さんが、「現状と展望」を居住支援法人生涯現役ハウス横浜支部長の大友勝さんが語りました。この中で大友さんは簡易宿泊所南山荘を改造し、寿町の人たちの課題解決の場所に作り変えるプロジェクト(国交省の助成金申請中)を紹介、共同事業者であるセンター事業団への熱い期待を述べました。
寿町で金銭管理、デイサービス、清掃の3事業を行うセンター事業団横浜中部地域福祉事業所の菊池瑞恵所長は「寿では、地域でなんとかしようとしている人たちがいる。誰に言われてもいないのに掃除してたり。少し希望が見え、それが面白いなと思うところもある。少しでも力になれることがあるなら、いろんなことをしていきたい」と。
看護師としてデイサービスで勤務し、金銭管理の仕事にも関わる的場晴美さんは、かつて寿町に診療所が開設されたものの、引き受ける医師がいない中、診療所長に就任した佐伯(さいき)輝子医師と「一緒に勤務したことがあるんです」と自己紹介。

「仲間づくりがとっても大事。地域の麻雀教室とかにもなるべく参加するようにしている。股関節がおかしかったが、ヨガと太極拳に遭遇、普通に歩けるようになった。そういう中で幅が広がってきた」。
城南信用金庫吉原 毅名誉顧問、労協連田嶋康利専務らが発言。センター事業団神奈川事業本部の齋藤弘明本部長がまとめを行い、みんなのおうちを作ろうと、加藤先生に何回か相談した時のエピソードを紹介しました。
「『寿は福祉のまちづくりなんですかね』と話したら、『それは違う』と。『与えられた福祉の受け手になりたいとは誰も思ってない。1人の人として、人同士がつながる協同のまちづくりにしないと意味がない。日本の社会を変えていくことにもつながる』とおっしゃって、ショックを受けた」
そして、「センター事業団が寿で活動を始めて約10年。 ネットワークができ、南山荘プロジェクトにも関わる。神奈川事業本部も本気で取り組んでいきたい」と決意を述べました。(講演内容続報)