センター埼玉西南エリア 和光4事業所 桶川・北本サミット(11月16・17日)プレ企画・平和学習会  元イスラエル軍人 ダニーさんに学ぶ 「子ども達に平和な未来を手渡すために」

和光さつき地域福祉事業所所長 堀米 亘

 埼玉県和光市内の4事業所が協力して社会連帯活動を行っている労協ワーカーズコープ・センター事業団埼玉事業本部西南エリアでは、今秋開かれる「全国地域おこし名人・達人サミットin桶川・北本」のプレ企画として、イスラエル人平和活動家による平和学習会『子ども達に平和な未来を手渡すために』を6月30日に中央公民館で開催し、50人近い方々が参加しました。(和光さつき地域福祉事業所所長 堀米 亘)

会場

現地の子の死にいたたまれない 

 4事業所が集まる和光会議で「組合員の関心に応える学習会を企画して地域にも呼びかけよう」となりました。要望を出し合う中で、「パレスチナ・ガザ地区で多くの子どもが亡くなっていていたたまれない」「ニュースを見てもパレスチナやイスラエルのことがよく分からない」という声が上がったため、イスラエルとハマスの歴史を含めた学習会を行うことにしました。

市教委から後援、新聞折込み宣伝も

 偶然にも、組合員が参加している団体で、埼玉県皆野町在住のイスラエル人、ダニー・ネフセタイさんの講演会があるという情報を得て聞きに行くと、日本語ペラペラで話がとても面白い! 元空軍のパイロットとして戦闘機の訓練を受け、いざという時に備えていた経験がありながら、ガザ侵攻や戦争に反対する思いの強い方だったので、早速ワーカーズの集まりで講演してくれるよう依頼。

講演するダニーさん


 すると、全国の小学校や中学校、高校で講演した経験が豊富とのことで、「どうしたら平和な世界をつくれるか」をテーマに話してくれることになりました。

 和光市教育委員会に掛け合って後援をもらい、組合員や利用者への周知はもとより、新聞折込みやさまざまな催事での宣伝に奔走しました。

歴史を学んでも歴史に学ばず

 ダニーさんは、「武力によって平和はつくれない」「戦争は街を破壊しながら地球(環境)を破壊している」「すべての社会問題の共通点は人権」と熱く語り、講演後には参加者との間で活発に質疑が行われ、たくさんの感想も寄せられるなど大成功でした。

 なかでも「歴史を学んでも歴史に学んでいない」「世界史の時系列が戦争の歴史になっている。戦争はこれからも続くのか? 仕方ないことなのか? 人間の本能なのか?」と参加者に問いかけ、日本の歴史教育のあり方に疑問を呈したのが印象的でした。

 この日、会場準備から手伝ってくれた新人全国事務局員候補の玉屋海渡さんは、「争いは人間の本能で、戦争はなくならないと自分も思っていたが、ダニーさんの話を聞いて考えが変わった」と感想を述べました。

 参加した中学1年生は、「環境が悪くなったから改善するのではなく、悪くならないようにすることが大事という言葉が心に響いた。後で後悔するより、今すぐ行動して戦争を抑えることが大事だと思った」とアンケート用紙に書いてくれました。

 ダニーさんの話を受け、環境問題を身近な話題に引きつけて行う学習会の企画も和光会議で上がっていますが、まずは、今回の企画の成功を11月のサミットにつなげたいと思います。