長野 上田おけまーるジュニアセンター 県の認証フリースクールに
長野県は、今年度創設した「信州型フリースクール認証制度」で、第1期認証の25施設を公表。労協ワーカーズコープ・センター事業団上田事業所が運営する「上田おけまーるジュニアセンター」も認証(居場所支援型)を受けました。自治体によるフリースクールの認証制度は全国でも初めてです。(本紙 炭谷)
補助金活用し体験活動にも注力
「信州型フリースクール認証制度」は、不登校児童生徒などの多様な学びの場の確保・充実を図るため、長野県が一定の基準を満たすフリースクール等民間施設(フリースクール)を認証し、財政支援等を実施する制度です。
「居場所支援型」(学び等の土台となり得る、社会的自立や生活自立に向けた相談支援に重点を置いて取り組んでいるもの)と「学び支援型」(居場所支援のほか、比較的高い開所頻度により、学びの提供に積極的に取り組んでいるもの)の2種類があり、認証を受けると、学び支援型の場合は上限200万円/年、居場所支援型の場合は上限30万円/年の補助金が支給されます。
登録30人 市内の小・中学4校で出席扱い
おけまーるジュニアセンターは、昨年1月、上田市にある長野県労福協ライフサポートセンターの2階に開所。センター長の小林みゆきさんと池内由紀枝さん、寺下明子さんの3人で運営しています。

月〜水、金曜日の9時半〜15時は、学校に行きづらい子どもの居場所「笑顔選択クラス」、水曜日の15時からは学習支援を実施。「笑顔選択クラス」の登録児童は30人ほどで、1日平均3、4人が利用しています。

現在、ジュニアセンターに通うことで出席扱いになる小・中学校は上田市内に計4校。他にも2校と調整中です。
学校や関係機関との協力を
おけまーるジュニアセンターは今のところ利用料なしで運営していますが、小林さんは、「以前から、地域の人や定年退職した教員などにも有償ボランティアで関わってもらいたいと考えていた。そのためには補助金が必要だし、認証されることで学校や関係機関との協力体制が整い、情報共有することで支援がしやすくなる」と、申請理由を話します。
週1日以上、平日の日中時間帯に開所していることや、1年以上の活動実績があること、利用者の個々の状況や特性に沿った伴走方針や支援計画等を策定していることなど13項目の審査が通り、無事承認されました。
認証期間は3年間。小林さんは、「子どもたちが自分の興味関心があることを深められる場所にしていきたい。自然体験や芸術、スポーツ、職業体験などの体験活動にも力を入れていく」と意気込んでいます。

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県は信州型フリースクール認証制度の認知を広げる、支援者・民間、教育者・保護者の集いを開催(計2回)。9月2日のつどいには、小林さんが登壇します。