神奈川 相模原 ウキウキファイブ 子どもたちが、いざという時に慣れておこうと 段ボールで公衆電話作り

所長 足立直美

「使ったことない」がほとんど

地震などの自然災害に備え

 能登半島地震をはじめ、最近大きめの地震や豪雨などの自然災害が増えています。

 神奈川県相模原市の民間児童クラブ「ウキウキファイブ」(ワーカーズコープ・センター事業団相模大野地域福祉事業所が運営)では、子どもたちが、いざという時に使うかもしれない公衆電話に慣れておこうと、8月21日に段ボールで公衆電話を作りました。

 今の子どもはスマホには慣れていますが、公衆電話を使ったことがなく、見たことがないという子も。

 そこで、事前に職員が実物の写真を撮ったり、動画サイトに上がっていた作り方を参考に型紙を用意したりと、制作に必要な資料や材料を準備しました。

 子どもたちは男女2班に分かれて作業を開始。型紙に沿ってボール紙から切り抜いたパーツを組み立て、緑色のビニールテープを巻き付け、シールで作ったダイヤルボタンを貼り付けて完成させました。安全を考慮し、工具はハサミのみを使用したので、段ボールを切るのに苦労していたようですが、女子班は1日で、男子班も数日かけて作り上げました。

男女2班に分かれて制作
女子班の「公衆電話」。硬貨もちゃんと入り、返却口から戻ってくる仕掛けも

 できあがった公衆電話は子どもたちに人気で、おもちゃの硬貨を投入しては、「○時に家に帰ります」「今、○○にいます」など、受話器で話す体験を楽しんでいます。

 公衆電話作りをきっかけに、子どもたちの段ボール工作熱は高まり、「今度はガチャガチャを作りたい」と張り切っています。10月には(公財)日本公衆電話会の講師を招いて、本物の公衆電話での通話や災害用伝言サービスの体験教室を開催する予定です。(所長 足立直美)