東京・葛飾 りぼん・結 10周年記念で夏祭り 「これからも愛される場所で」
労協ワーカーズコープ・センター事業団りぼん結(ゆい)葛飾地域福祉事業所が運営している「子育てひろばりぼん」「新小岩保育室結」は、10周年を記念した夏祭りを8月23、24日に開催。利用する子どもや保護者など218人が参加し、楽しいひとときを過ごしました。りぼん・結は、葛飾区で唯一の施設である子育てひろばと、小規模保育園を併設しています。(東京東部事業本部葛飾エリアマネージャー 松本康雄)
利用者がお手伝い
夏祭りでは、さかなつり、おめんやさん、ウォールアート・寝相アート、ボールなげなどのゲームコーナー、職員による絵本の読み聞かせ、パネルシアターを行いました。

おむすびころりん(ボールころがし)では、嬉しそうに「初めてボールを転がしました」と我が子の写真を撮っている保護者の姿が見られ、「乳幼児を連れて行くイベントが少ないので、参加できて楽しい」という声も聞かれました。


2日とも、利用者がボランティアで金魚すくいなどを担当。来場した親子に積極的に話しかけ、ゲームを盛り上げてくれました。さらに、「夏祭りに限らず、協力しますよ」と嬉しい言葉も。
疑問、相談、愚痴まで
10周年記念のメッセージボードには、49人もの利用者からの、りぼんと結が自分たちの拠り所になっていることがうかがえる言葉が並んでいました。
「結婚してこちらに引越し、赤ちゃんが産まれて初めて一緒に来たところがりぼんです。先生方が優しくて、いろいろな話を聞いてくれて、イベントに子どもと行くのも毎回すごい楽しみでした」
「右も左もわからない子育て。ママ友がいない中、先生方は日常のちょっとした疑問、相談、愚痴まで聞いてくださりました。たくさんの思い出と学びと出会いをいただき子育ての原点です」
「検診とかでよくある、気軽に育児の相談ができる人が近くにいますか?というアンケートには、りぼんを思い浮かべながら、“はい”に丸をつけています」
「外のガラス戸からりぼんをのぞくと、お母さんと子ども、スタッフさんがまあるく輪になっているのが見えます。戸が開くと賑やかな笑い声が聞こえます。私の中のりぼんは大きな輪。靴を脱いで大人も子どももみんなでくつろげる場所です。これからもずっと地域のお母さんたち、子どもたちに愛される場所であってほしいです」
運営委員会で「こんな広場が理想」
23日の夏祭りの後には運営委員会も開かれ、利用する保護者をはじめ区議や民生委員なども参加しました。
保護者から「りぼんは気軽に相談できる場所」、結は「子育てで孤立する中、常に相談にのってもらっている」の実感や、「どこの保育園に入れたらよいだろうと友人に相談した時に、『絶対結がいい』のアドバイスで、上の子も下の子もお世話になっている」の話がありました。
かわごえ誠一区議、米山真吾区議からは、「自分も子育てで孤立していた。お父さん同士の交流など今後も開催してほしい」「葛飾区で親子が誰でも気兼ねなく利用できるひろばは、ここしかない。こんなひろばが理想」という言葉を頂きました。
落合所長も「利用者の方から頂いたたくさんのメッセージには、この施設とつながり、子育ての仲間ともつながって元気になる様子が溢れていて、とても嬉しかった。続けてきた意義を感じる」と、10周年の喜びを語りました。
評価され継続決定
りぼん・結は、区との契約満了を理由に来年度で終了する予定でしたが、地域や行政から仲間のよい仕事が評価されて、2026年度以降の継続が決定しています。