長野・労協うえだが第2回総会 地域包括と連携、50人規模の組織へ 生活支援、農業など広がる

ワーカーズコープ連合会専務理事 田嶋康利

 労働者協同組合上田(労協うえだ)の第2回総会が、9月28日、長野県上田市リサーチパークで開かれ、組合員14人中10人が出席しました。(ワーカーズコープ連合会専務理事 田嶋康利)

10人の組合員が参加。同じ上田市内で活動するセンター事業団、ワーカーズコープながのの組合員も来賓として招かれた

代表理事は引き続き北澤さんに

シニアワーカーズ立ち上げの好事例として

 労協うえだは、経験豊かな高齢者が、いきいきと働ける場をつくろうと、任意団体「ワーカーズ上田地域応援隊」としてスタート。労働者協同組合法の施行に合わせて労協法人を立ち上げ、現在は営繕や休耕地の活用、生活支援などの事業を展開しています。

 ワーカーズコープ連合会専務理事の田嶋が連帯あいさつ。

 「人生100年時代と呼ばれる中で、企業や組織で定年を迎える世代の第2の人生、セカンドライフ、セカンドキャリアをどう形成するのかが、多様な就労機会、持続可能な地域づくりの焦点になっていく。労協うえだの実践が、各地で立ち上げを呼びかけているシニアのワーカーズコープ、社会連帯ワーカーズの好事例となるよう、一層の飛躍を願っている」と激励。

 中村知義上田市義と川西地域包括支援センター所長の蒲生俊宣さんが来賓あいさつ。

 蒲生さんは、「上田市の高齢化率38・1%。これから頼りになるのは元気な高齢者の皆さん。地域包括支援センターとしても労協うえだの取り組みに協力していきたい」と期待を寄せました。

6次産業、自治体などからの受託事業にも

 北澤隆雄代表理事が第2期の活動総括。

北澤さん

 この間、加入した組合員を紹介し、第2期の特徴として、①地域包括支援センターとの連携による、地域での生活支援事業の広がり、②2月にセンター事業団上田事業所と共催した映画「医師 中村哲の仕事・働くということ」上映会の成功、③JA信州上田、環境市民団体、農家有志らと「農地の再生とソルガム栽培の普及連絡協議会」準備会を発足させたことなどを挙げ、「決算は297万2千円。地域に根差した活動を通じて、脱炭素社会の実現に向けた、息の長い活動へのスタートを切ることができた」と振り返りました。

 第3期事業の柱として、①上田市内10カ所の地域包括支援センターのエリアと連動した地域支部づくりと、50人規模の組織への発展、②農産加工チームを中心に6次産業化に取り組み、事業化を目指す、③市や高齢化が進む各地域自治会などからの事業の受託、の3点を挙げ、「労協うえだの真価が問われる1年。事業の3本柱をしっかり位置づけ、次世代にバトンをつないでいきたい。これまでの取り組みに確信を持ち、各市町村や地域住民に労働者協同組合の意義を伝えていこう」と呼びかけました。

「みんなの力でここまできた」

 組合員からは「議案書を読んですごい活動の量だと感じた。来年度も楽しみ」「地域応援隊から関わっている。みんなの力でここまで来たんだなと感じている」「飛躍できるところまで取り組んでいきたい」「労協うえだの組合員であり、現在はセンター事業団でフルタイムの仕事をしている。いずれ本格的に関わっていきたい。さらなる発展を」など、労協うえだに参加しての期待や思いが語られました。

 全議案を採択し、役員改選では5人の理事が選出され、引き続き北澤さんが代表理事に選任されました。

厚労省の労働者協同組合の好事例としても取り上げられた(厚労省You Tubeチャンネルより)