統合本部カモスン 「こみっと」で堆肥回収会 堆肥使う「所沢」の菓子販売も

本紙 本田真智子

 日本社会連帯機構統合本部地方委員会の「チーム醸すを楽しむKamosun(カモスン)」の4人は、東京・豊島のカフェ「こみっとプレイス」(ワーカーズコープ・センター事業団、就労継続支援B型)で12月21日にLFCコンポスト堆肥回収会を行いました。併せて、回収した堆肥を使用している埼玉西部地域福祉事業所森のとうふ屋さんの手づくり菓子工房conomiの野菜やお菓子を販売しました。(本紙 本田真智子)

10人から16バッグ分

 こみっとプレイスでの堆肥回収会は初めて。10時半の開始前に、予約していた人がコンポストバッグを下げて現れました。

こみっとプレイスで回収会の準備を進める。左から統合本部工藤牧子さん、所沢登坂さん、協同総研荒井絵理菜さん、こみっとプレイス島野さん、統合本部加藤さん


 その後も、ベビーカーにバッグを2つ下げて来た親子、カートに括り付けたビニール袋2つとバッグを持ってきたカップル、電車でやってきた人など、10人から16バッグ分の堆肥を回収しました。

 LFCコンポストアドバイザーの統合本部総務部の加藤康子さんが、堆肥を持ってきた人から「ちゃんと熟成していますか?」と訊かれ、透明の瓶に入れた熟成前と熟成済みの堆肥を見せながら、「基材が分解されて、黒に近い茶色になったら熟成しています」と説明。「臭いが出てしまって」には、「真ん中に穴を掘って、生ごみを入れて、上から基材をしっかりかけると臭いが抑えられます」。「かき混ぜるのが大変だったら、バッグを閉じてごろごろ転がすといいですよ」など適切なアドバイスを。

堆肥を持ってきたユーザーの質問に答える加藤さん(左)

使っている様子紹介

 この日は、堆肥で育てたさつま芋を「クリスマスプレゼント」として渡し、所沢の登坂希生(とさかきお)さんが畑の写真を見せながら堆肥をどのように使っているのかを紹介すると、「使っていただいているんですね」と笑顔になる人がほとんど。

所沢の畑でどのように堆肥を活用しているか説明する登坂さん(右から3人目)

 合わせて販売していたほうれん草、里芋、ラディッシュなどの野菜や、シフォンケーキ、プリン、ラスクなどのお菓子をほとんどの人が求めていきました。

 また、自転車で通りがかった人や、こみっとプレイスの大家さんもたくさんのお菓子や野菜を購入。

「またここでやって」

 これまで、区立公園イケ・サンパークのファーマーズマーケットで堆肥回収会をしていましたが、夏は熱中症予防で休止に。大雨の天気予報で中止になることも多く、他の会場を探していました。

 こみっとプレイスの島野公伸(きみのぶ)さんに相談したところ、貸してもらえることになりました。

 会場が決まったのが12月に入ってからで、LFCコンポストユーザーへの告知が開催2週間前に。どれだけの人が来るのか心配でしたが、予約が10人以上あり、まずまず。

 「近くに住んでいるので来やすい」「またここでやってほしい」と言う声もあり、次回もこみっとプレイスで開催することに。

生産者がいること

 こみっとプレイスのカフェは、平日のみの営業で、島野さんは「土曜日に開けたのは初めて。案外人が来たので、続けていくことで、平日の営業の宣伝になるのではないか。これが地域とのつながりのきっかけになればいい」と話しています。

 登坂さんは就Bのメンバー3〜5人と、5反の畑で大豆など約50品目を栽培しています。「ファーマーズマーケットなど他のイベントと併せての開催ではなかったが、約1・5万円の売上があり、売れた感じだ。回収された堆肥がどのように利用されているのかがわかるので、回収会には自分のような生産者がいることが大切では」と振り返りました。

 加藤さんは「堆肥を作っても回収の機会が少ないと続かないと言う声を聞く。リピーターから、『池袋でやっているから来た』と言われるとやってよかったと思う」と話しています。