センター北海道 北海道ろうきんと連携協定 「協同組合ネット北海道」で出会い交流重ね ワーカーズ全事業所訪問、地域展開
労働者協同組合ワーカーズコープ・センター事業団北海道事業本部と北海道労働金庫(北海道ろうきん)は、2月18日に「相互連携協力の推進に関する協定」を結びました。北海道事業本部と北海道ろうきんは、5年前から互いの会議への参加や、フードパントリーの共催など連携を深めてきました。労働者協同組合とろうきんが連携協定を結ぶのは全国初。今後、現場の事業所と営業店の連携がさらに進むと期待しています。(本紙 本田真智子)
ホテルポールスター札幌で行われた調印式では、北海道事業本部石本依子本部長が「協同組合ネット北海道で、北海道ろうきんと出会って以後、イベントや研修、会議などでお互いの組織について学び合う機会が数多くあった。ろうきんの成り立ちや歴史、理念を知るにつれ、ワーカーズコープとの親和性を強く感じた。また、各事業所で住民とともに実践する子ども食堂や、地域の居場所づくりなどの活動に、労金連合会の助成をいただいている。国際協同組合年に北海道ろうきんと相互連携協定を結ぶことはとても意義深いと感じている」とあいさつ。
北海道ろうきん杉山元理事長も、「本部同士の連携だけではなく、現場レベルでの協同を緩やかに進めていきたい。連携協定を皮切りに、地域の課題解決に資するさらなる取り組みを」とあいさつ。
労協組合員への福利厚生支援も
北海道ろうきん地域共生推進室の槙田恵治(のりはる)室長が「相互に協力可能な分野における連携・協力を行うことで持続可能な共生社会の実現に向けた取り組みを展開し、地域再生・まちづくりに寄与することを目的とする」などの協定書の概要を説明。
連携協力事項は、①持続可能な循環型地域づくりに関する連携、②労働者協同組合の組合員への金融面での福利厚生の支援、③調査研究の合同実施、④その他、本目的を達成するために必要と認めて合意した事項。
5月以降に槙田室長と石本本部長が全道のワーカーズの事業所を訪問。その地域の営業店の店長や渉外の役席も同行し、連携を緩やかに進めていくとしています。
さらに、パイロットエリアを決めて、具体的な取り組みも展開する予定です。
センター事業団平本哲男理事長は「協同組合ネット北海道ができて、いろんな交流も始まった。相互連携協定の締結で、交流をさらに発展させ、地域社会にもっともっとコミットして役割を果たしていきたい。分断が広がり、多様性が否定される一方、地域では子ども食堂が広がり、支え合いも残っている。この時代に協定が結ばれたのは、とても意味がある。私たちも、協定書に謳(うた)われた中身に誠実に向き合っていきたい」と閉会あいさつしました。
北海学園大生が協同労働の魅力分析
調印式では、北海道ろうきんと産学連携を進める北海学園大学経営学部佐藤大輔研究室が「協同労働の魅力分析」の活動を発表。
佐藤教授が「ろうきんとは継続的にいろんな取り組みをしている。協定締結に先駆ける形で、学生らがワーカーズの現場に入り、『ワーカーズコープ、協同労働ってなんだろう』と学びながら冊子『なぜ僕らは働くのか?』を作成した」と紹介。
学生らが現場でヒアリングしながら、冊子をまとめた経緯を報告しました。
