映画 「医師 中村哲の仕事・働くということ」 岐阜 多治見事業所初の上映運動 多くの人が生き方考えてる

東海事業本部 事務局次長 今井一貴

 労協ワーカーズコープ・センター事業団多治見事業所(子育ち事業など)は、2月8日にバロー文化ホール(多治見市文化会館)で上映会を開催。300人を超す市民がアフタートークまで参加し、労働者協同組合法や協同労働の可能性を深め合いました。(東海事業本部 事務局次長 今井一貴)

300人超が参加。申し込み段階では定員をオーバー

涙流して見る人も

 多治見事業所としては初の上映運動で、申し込み受け付け業務は市之倉児童センターの加藤尚館長(副所長)と川本幸子さん、加藤浜美さんが担い、問い合わせ件数や反響の大きさに驚いていました。当日の資料の封入作業は児童センター5カ所、学童クラブ2カ所の仲間が手伝ってくれました。

 上映会では、涙を流しながら鑑賞している人の姿が印象的で、「中村哲という希望」の著者でジャーナリストの高世仁さんと、日本社会連帯機構の藤田徹専務理事のアフタートークでは、高世氏が知る中村先生の秘話などを通して、中村さんのことを会場とともに深め合いました。

 参加者からは「日本人が進むべき道を示してくれた」「物販の書籍で労協法と協同労働を学び議会で取り上げたい」「地域懇談会に参加希望」などの感想が寄せられました。

 参加した組合員の感想は次の通りです。

◉定員の350人を超える参加申し込みがあるとは思わなかった。世界のあちこちで紛争が起こり、多くの人が今までの生き方で本当によかったのかと疑問に思っているのではないかと感じた。(池田小たじっこクラブ責任者梶田忍)

◉新聞に広告が出て以降、職員は一日中、電話対応に追われた。 

 私は2度目の鑑賞だが、初回より深く心に染みた。困っている人を助けるという道徳的実践は、簡単なようで実は大変難しい。計算しても、気負っても、名声ほしさが見えても、それは親切ではない。中村哲という人は実践を繰り返した。しかも、アフガニスタンという異国の地で。こんな日本人がいた事に誇りを感じる。(多治見事業所副所長兼市之倉児童センター館長加藤尚)

◉どれくらい来てくれるか心配だったが、杞憂に過ぎなかった。最悪の天候(雪)だったにもかかわらず多くの人たちが来場して、ペシャワール会への寄付も行ってくれた。正直「今の日本も捨てたものではない」と思った。

 ただ、年配の来場者が多く、若い人にももっと見てもらわないと。学校などでの上映会を企画しなければと思った。(多治見事業所副所長兼坂上児童館館長望月えり子)

 今回の上映会を通じて、平和、気候危機、仕事、働くとは何かを参加者と深め合うことができました。地域懇談会(3月20日を予定)の呼び掛けにも6人が応えてくれ、市民と出会い、想いを寄せ合い、新たな市民運動の機運を高めることに貢献できたのではないかと考えています