センター・福島の3学童合同で小農 渡邊さんに教わり「いいたて雪っ娘」播種
福島市にある労協ワーカーズコープ・センター事業団の3つの学童が合同で市民農園を借りて、飯舘(いいたて)村の渡邊とみ子さんが守るカボチャ「いいたて雪っ娘(こ)」の種を6月10日にまきました。これは、日本社会連帯機構東北地方委員会の活動の一つで、秋には収穫したカボチャを飯舘村に里帰りさせる予定です。福島ゆきうさぎ地域福祉事業所三河台みんなのおうち学童クラブ支援員の佐藤恵莉さんの報告です。
東北社連のプロジェクトでカボチャ栽培
飯舘村で誕生
2年前、福島市で開催した映画「医師 中村哲の仕事・働くということ」上映会で、渡邊 さんと出会いました。
東日本大震災から14年経ちましたが、まだまだ元通りとはいかない福島。飯舘村もその一つです。原発事故の影響で全村避難を強いられた住民たち。今は大部分が避難解除になっていますが、帰還する方が少ないのが現実です。そんな地で震災前に誕生したカボチャ「いいたて雪っ娘」を、渡邊さんは現在も守り続けています。原発事故という大きな壁にぶつかっても乗り越えようとする、渡邊さんの精神に勇気づけられたことを今でも覚えています。
市民農園を借りて
今年度、東北の社会連帯活動の一つとして、そのカボチャの種を分けてもらい、小農などに取り組んでいる事業所が栽培に挑戦し、収穫して飯舘村に里帰りさせるプロジェクトがスタートしています。
福島ゆきうさぎ地福三河台と笹谷みんなのおうち学童クラブ、ももの樹地福瀬上みんなのおうち学童クラブの3現場でも東北社連の取り組みに参加してカボチャを育てたいと、渡邊さんから大切な種をいただきました。
しかし、私たちの事業所には畑がありません。プランターでも栽培できると聞きましたが、難しそうと考える日々が続きました。
5月にエリア会議があり、福島の3つの学童現場が集まりました。カボチャの種をどうするかが議題になり、市民農園を借りてはどうかということになりました。それなら私たちでも育てられるかもしれないと、早速契約することに。
小農に関して全く知識のない私たちが悩んだ結果、福島市と飯舘村を行き来している渡邊さんに直接レクチャーを受けられないかと考えました。福島県原発事故被災地の復興に取り組む杉田商店の杉田大(ふとし)さんが間に入ってくれて、渡邊さんに畑に来てもらえることになりました。
畑の作り方など
6月10日、私たちの畑に渡邊さんが肥料や生分解性マルチ、マルチ穴あけ道具などを持って来てくれました。畑の作り方、肥料の撒き方、種のまき方、カボチャを過保護にしすぎないことなどたくさんのことを教えてもらいました。
短い時間でしたが、渡邊さんと交流でき、とても嬉しかったです。また、いつもは別の現場で働いている学童の仲間たちとも顔を合わせることができました。
今後は、3つの現場で交代で畑の管理をしていく予定です。小さい畑で、カボチャの種も10個しかまけませんでしたが、今から成長が楽しみです。


