世界と響き合う 協同の実践 大阪 日英協同組合円卓会議 ワーカーズからは若手が参加 マンチェスター市長 「君たちは協同組合の未来」
6月20日、大阪・関西万国博覧会のイギリスパビリオンで、日英協同組合円卓会議が開かれ、マンチェスター市のアンディ・バーナム市長やイギリス協同組合総連合会(CUK)のローズ・マーリー会長らが参加。ワーカーズコープ連合会からは、労協ワーカーズコープ・センター事業団但馬(たじま)地域福祉事業所の鈴木智絵里さん、労協はんしんワーカーズコープの峯澤茜さんが、それぞれの事業所、団体の取り組みを報告しました。また、これに先立ち、16日には、マーリー会長らが東京のセンター事業団の現場を視察しました。センター事業団の鈴木さんと木元志織さん、はんしんワーカーズコープの峯澤さんの報告です。

日英協同組合交流円卓会議「未来のくらしを共にデザインする〜より良い世界を築く協同組合」には、イギリスからCUKのマーリー会長や協同組合関係者をはじめ、7月にICA(国際協同組合同盟)の総会が行われるマンチェスター市のバーナム市長やキャロリン・デービッドソン在大阪総領事・万博政府代表などが出席。
日本からは、日本協同組合連携機構(JCA)、JA全中、日本生協連、ワーカーズコープ連合会(センター事業団、はんしんワーカーズコープ)が参加しました。
会議では、両国における協同組合の特徴的な事例や到達点を共有し、日本側からは、JCA、JA全中、日本生協連に続き、ワーカーズコープ連合会が発言。
中野理(おさむ)事務局長が日本の労働者協同組合運動の概略を紹介し、鈴木が兵庫県豊岡市で活動する但馬地福の林業チーム「Next Green Tajima」や森のようちえん、気候・環境アクションの取り組みを。尼崎市のはんしんワーカーズコープの峯澤さんからも活動紹介がありました。
林業、森のようちえん若者の仕事おこし印象
イギリス側の発言を聞きながら、イギリスの協同組合の分野の多さや、世界の協同組合運動を牽引してきたことなどを知ることができ、とても刺激を受けました。
また、両国での取り組みは多種多様であるものの、民主的な運営や地域を大切にする姿勢など、私たちが大切にしている価値観は世界共通なんだなと感じました。
日々の小さなローカルでの実践が、世界につながっていることを実感し、貴重な機会だったと感じています。
林業チームや森のようちえんの話は、若者が主体となって仕事をつくったという点で、イギリスの皆さんの印象に残ったようで、会議終了後、イギリスの参加者からたくさん声をかけてもらい、特にマンチェスター市長からは、「君たちは協同組合の未来だ」と、スケールの大きすぎる賞賛の言葉もいただきました。何かしら皆さんに思いが届いたようで嬉しかったです。
余談ですが、ワーカーズコープ連合会以外の日本側の協同組合からは、専務や執行役員など、それなりの役職者が参加していて、私たちのような若手にはやや場違いな気もしましたが、JCAの比嘉政浩専務が「こういう場に若手を出してくるところがワーカーズの文化の良さだよね」とつぶやいていたのを聞いて、他の協同組合からそのように評価されていることを知ったのも新鮮でした。
このような場に参加する機会をいただけたことに改めて感謝したいと思います。(センター事業団但馬地福 鈴木智絵里)
多様な労働者協同組合に刺激受け
会議の中で、イギリスでは配達者やダンサー、ろう通訳者など、あらゆる分野で労働者協同組合が活躍しているという話も紹介され、大変刺激を受けました。
私からもごく短い時間でしたが、はんしんワーカーズコープの取り組みを紹介。まだ経験の浅い私が、このような重みのある国際会議の場に参加できたことは、これまで日本で協同労働を実践してこられた先輩方、そして関西の地で活動を続けてきた、はんしんワーカーズコープの仲間の支えあってのことだと実感しています。
これからの労働者協同組合を担っていく世代の一人として、この円卓会議で得た知見や経験を、次の挑戦へと活かしていきたいと思います。(はんしんワーカーズコープ 峯澤 茜)