英・マンチェスターで ICA総会 協同組合の力でよりよい世界を IYCの年 世界の協同組合人が決意新たに

ワーカーズコープ連合会 連合会専務理事補佐・海外連携推進部長 中野 理)

 世界107カ国の協同組合を代表する国際機関「国際協同組合同盟(ICA)」の総会が、7月2日、イギリス・マンチェスター市で開かれました。国際協同組合年(IYC2025)という記念すべき年の開催にあたり、改めて持続可能な社会づくりに向けた協同組合の役割や連携のあり方を確認する場となりました。(ワーカーズコープ連合会 連合会専務理事補佐・海外連携推進部長 中野 理)

ロッチデール180年ICA130年記念

 本総会は、今年が「国際協同組合年(IYC2025)」であることに加え、マンチェスター近郊でロッチデール先駆者協同組合が最初の店舗をオープンしてから180年、ICA設立から130年を記念するもの。

 テーマは「協同組合はよりよい世界を築く(Cooperatives Build a Better World)」です。

センター事業団から若手組合員が参加

 100カ国を超える国々の協同組合関係者400人以上が参加し、日本からも日本協同組合連携機構(JCA)、JA全中などの協同組合関係者が出席。

 ワーカーズコープ連合会からは、中野とセンター事業団東京・江戸川地域福祉事業所の木元詩織さん、同宮城・鳴子地福の須藤心さんが現地に入りました。

マンチェスター市議会で開かれたICA総会。関係者400人以上が参加。壇上中央がグアルコICA会長

新たな戦略計画2026〜30年を採択

 総会では世界規模の運動のための新たなICA戦略計画(2026~30年)や協同組合のアイデンティティ再定義のほか、貧困・気候危機・ジェンダー平等への対応、青年・女性の参画促進などを討議・採択しました。

 また、総会に前後して6月30日には、ICA協同組合文化遺産委員会、3日にはICA G20ワーキンググループ会議など、各種サイドイベントが行われ、4、5日には国際協同組合デーに合わせて、協同組合発祥の地とされるロッチデールで「協同組合フェスティバル」が開かれ、市民との交流イベントも行われました。

ロッチデール博物館(旧ロッチデール先駆者協同組合店舗、事務所)前で。左から須藤さん、木元さん、中野さん

 公式日程終了後、私たちは現地のコミュニティ協同組合などを視察・交流し、帰国の途につきました。

 次の総会は来年9月に、パナマで開催されます。(木元さん、須藤さんの参加報告は次号に掲載)