センター・南東北事業本部「みんなの田んぼ」 酷暑でも田尻アグリの支えで上々

仙台デイサポート事業所所長 羽田ふさえ

 世界農業遺産、大崎耕上の一角にある大崎田尻「みんなの田んぼ」(労協ワーカーズコープ・センター事業団南東北事業本部の小農活動)で、9月21日10時から稲刈りと芋掘りをサポステ利用者や子どもたち含めて17人で行いました。日常的に管理をしてくれている農事組合法人田尻アグリワーカーズの皆さんのサポートで、あっという間に予定の面積を刈り終えました。(仙台デイサポート事業所所長 羽田ふさえ)

 用水路やため池の整備で、水管理がなされているはずの大崎耕上の田んぼも、この夏は雨不足と酷暑で上流の鳴子ダムの貯水率が0%になり、稲の成育が心配な日々でした。しかし、目に入った田園風景は、広々とした黄金色に実り、首を垂れた稲穂でした。

 米価も気になりますが、米の出来は上々とか。さつまいもも、昨年とは比較にならない出来栄えに。

 今年は、岩城亮平本部長の2歳、6歳の子どもも参加。6歳の女児は、バッタやダンゴムシを見つけながらでしたが、左に稲穂をつかみ、右手にノコギリガマを持ち、根元から刈り採る作業を何度も何度も繰り返していました。最近はお米が大好きになった女児の活躍が、「みんなの田んぼ」の稲刈りをより活気づけていました。

 田んぼの畦(あぜ)では、刈り採った稲を束ねる「一把(いちわ)」の束ね方の指導も田尻アグリワーカーズの皆さんから受けましたが、初心者にはなかなか難しい作業でした。

 参加者全員で「おいしいお米になーれ」と、宮城での稲の天日干しの、「穂仁王(ほんにょ)」(地面に立てた棒に収穫した稲を交互に重ねる)を作っていきました。

子ども食堂で活用も

 収穫が全て済んではいないのですが、昨年と同じくらいの5、6俵は採れそうです。米は、作業参加者で分ける以外に、子ども食堂や食事を出している事業所で活用していく予定です。

 さつまいもは、後日、石巻地域福祉事業所YUTTARI(就労継続支援B型)が収穫しました。

刈った稲をみんなで穂仁王で天日干し。穂仁王は、刈り採り一把にした稲を、立てた棒に交互に重ねていく天日干し方法。少ないスペースで簡単にできる利点がある
7畝(せ)の田んぼの4分の1を刈り採り、笑顔の参加者ら
さつまいも掘りでも、子どもたちが楽しんだ