労協 低栄養防止コンソーシアム徳島設立 「食べて元気に生きる力を」 専門職が連携
「労協低栄養防止コンソーシアム徳島」(徳島県阿南市)の設立総会が2025年12月21日に徳島市・ふれあい健康館で開かれ、20人が参加しました。(労協ワーカーズコープ・センター事業団四国事業本部事務局長 川上健太)
仁木厚労副大臣も激励
県内2つ目の労協、促進協議会が設立支援
労協低栄養防止コンソーシアム徳島は、食と栄養の面から健康づくりを支えるための活動を行う団体。徳島県では2つ目の労働者協同組合です。
発起人は在宅栄養専門管理栄養士の井上奈緒美さん、ケアマネジャーの大森匡美さん、そして、食品卸会社の課長でフレイル予防活動に取り組む戸田浩志さんの3人です。

井上さんたちは以前から同名のコンソーシアム(共同事業体)として、医療、看護、福祉の専門家たちと連携しながら徳島県内の各地で介護予防の啓発活動に取り組んできましたが、活動の幅をさらに広げようと法人化を模索していました。
これらの活動の他、地域で子ども食堂を運営していた井上さんたちは、徳島子ども食堂ネットワークの元事務局長で、徳島県労協活用促進協議会スタッフの天羽克仁さんを通じて労働者協同組合を知ります。3人以上で設立できることや、対等な関係で運営できる点に魅力を感じ、促進協議会のサポートを受けながら準備を進めてきました。
将来は終末期の旅行事業なども
設立総会では、映像でこれまでの活動を振り返り、発起人代表の井上さんが設立の目的について、「徳島は全国の中でも高齢化率が高い地域。高齢者の『低栄養』がフレイルや介護度の進行といった健康課題や生活の質の低下につながっているが、地域には医療、福祉、介護、栄養などの多様な専門職が連携し、住民を支える仕組みが十分に整っていない。こうした課題を踏まえ、徳島に暮らすすべての人が『食べて元気に生きる力』を維持できる地域づくりを目指し、専門職が協働して低栄養予防に取り組む体制づくりが必要だと考えた」と説明。
事業計画については、「低栄養防止のイベントや、専門職が関わるカフェ、料理教室、栄養講座などを通じて、食と栄養の面から健康づくりを支えていきたい。収入は講演料や物販(カレーの販売)などを見込んでいる。協力者に看護師や栄養士など有資格者が多くいるので、将来的には、終末期の方を対象にした旅行事業も行っていきたい」と展望を語りました。
徳島選出の仁木博文厚生労働副大臣がビデオメッセージを寄せ「皆さんの活動がさらに活発になり、地域の高齢者が健康で生き生きと暮らし、健康寿命を謳歌できるようになることを期待している。今後も応援していく」と激励しました。

全議案が承認され、井上さんが代表理事に選ばれました。
総会参加者の多くは活動でつながっていた人たちで、加入方法や労働者協同組合の運営方法などについて、質問が多数寄せられました。
