東京中央事業本部 ポールdeウォーク首都圏小さな旅 医師会と共催 地域との協同にこだわって
100回目となる「ポールdeウォーク首都圏小さな旅」が、労協ワーカーズコープ・センター事業団東京中央事業本部の企画・運営で3月13日に豊島区で開催され、17人が参加しました。(東京中央事業本部事務局長 神戸川 歩)
特別企画で「缶バッジ」プレゼント
今回の参加者は、主催した団体の関係者や地域の方々のほか、豊島区民社会福祉協議会の第一層生活支援コーディネーター、地域包括支援センターのケアマネジャー、見守り支援員など。社協職員は活動の一環で、地域包括の職員は「自分たちがまず体験しないと人に勧められない」という熱心な動機で参加してくれました。
ウォーキングの舞台は、かつて芸術家たちの拠点だった「池袋モンパルナス」。20世紀初頭、フランス(パリ)のセーヌ川左岸に芸術家たちが集ったエリアの名称がモンパルナスで、それになぞらえたネーミングです。
粟島(あわしま)神社を起点に、熊谷守一美術館、フラワー公園、長崎神社などを巡り、西池袋公園をゴールとする2時間の行程で、道中の解説スポットでは、参加した高齢者の方が昔の街並みなどを補足説明する場面も。
驚くべきは参加者の若々しさです。「いつもは同じ場所ばかりだけど、今回はいろんな景色が見られていい」︱こう話す90歳の方や、チラシを見て初めて参加したという方などは「ポールのおかげで全く疲れない」と笑顔。92歳と聞き、スタッフ一同圧倒されました。
100回記念ということで、スタート前に撮影した集合写真をゴールで缶バッジにして進呈するサプライズも用意。受け取った方々は「いい思い出になった」と喜んでくれました。

打ち合わせから地域住民が主役
ワーカーズコープは、高齢者のフレイル(健康と要介護状態の中間。「虚弱」とも)対策の一環で、以前からこの地でポールdeウォークを推奨してきた経緯があり、地域との親和性が非常に高いエリアでもあります。
今回はとくに、地域住民が主役となる「地域との協同」に深くこだわり、第二層生活支援コーディネーターを務める「としま宙(そら)」の荒井麻記子所長や「こみっとプレイス」の島野公伸所長、地域のスポーツ推進員の方々がコース選びで協力。打ち合わせの段階から地域の皆さんが力を発揮し、コースの下見なども行ってくれました。
当日は、スポーツ相談員が準備体操や道案内、事業本部がコースの解説と資料づくりのように、見事な役割分担も実現。
今年度始動した「医師会圏域」で新たに始まるポールdeウォーク活動のプレイベントととしての性格も持ち、開催形式は医師会との共催としました。
地域の高齢者の底力を改めて実感する機会にもなった今回は、単なる健康づくりにとどまらず、地域の方々が主体となって活躍する意義深い社会連帯活動になりました。
