センター九州・沖縄清掃PJ 「受託責任者研修会」 病院清掃の基本再確認、現場の工夫共有

直鞍事業所長 友岡有希

 労協ワーカーズコープ・センター事業団九州事業本部・沖縄開発室清掃プロジェクトは、3月26日、博多事業所の清掃現場がある福岡市・千鳥橋病院で「病院清掃受託責任者研修会」を開催。清掃現場を持つ事業所長や各現場の受託責任者、資格取得を目指す組合員など16人が参加しました。(直鞍事業所長 友岡有希)

16人が参加。「定期的に開催しよう」

 九州・沖縄の清掃プロジェクトでは、毎月定例会を開催し、情報共有や相互監査、研修会などを行っています。

 毎年実施している相互監査の中で、サービスマーク書類の作成・管理に関する相談が多いことや、受託責任者が担う仕事への理解に現場ごとの差が見られることなどを受け、あらためて責任者の役割を確認するとともに、他現場で働く組合員同士の交流の場をつくろうと、今回は「病院清掃受託責任者研修会」としました。

責任者実務を再確認

 最初に2チームに分かれて千鳥橋病院の清掃現場を見学。

 梶川竜也所長から清掃カートの資機材や使用薬剤などの説明を受け、トイレ清掃の様子を見学。人員配置の工夫などについても意見が交わされました。

 次に統合本部事業推進本部の安村佳晃事務局次長が、受託責任者の任務について講義。

 清掃従事者への指導監督、作業点検とその評価、業務記録、病院や責任者との協議等、日常の業務で担う任務について再確認し、計画→実行→見直し→行動のPDCAサイクルで日々の業務を確認することや、些細なことでも記録を残し自分たちの仕事を管理し守ることなども話してもらいました。

 また、建材や汚れの質を見極める「清掃の5原則」や上から下へ、奥から手前へ、などの効率的な作業動線の基本、チェックポイントなども改めて確認しました。

 質疑では、「決められた清掃方法を守れない人にどう注意したらいいか」「カビの除去方法」「床に落ちたアルコールの汚れが取れない」「最強の薬剤は何か」等、日頃の清掃の悩みから団づくりの悩みまでたくさんの質問がでました。

お互いの経験持ち寄り

 昼食をとりながら、ビルクリーニング技能士向けの研修ビデオを視聴し、午後は病院の地域交流室で床洗浄とワックスがけ研修。

 参加者はいずれも現場の責任者として働くメンバーですが、最近の病院現場ではノンワックス床材も増えているため、「久しぶりにポリッシャーを触る」という人も。

久々のポリッシャー操作に緊張気味の参加者も


 それでも、機械が回り始めると空気は一変し、参加者は一気に“現場モード”に突入。「その持ち方だと安定するよ」「うちはこの順番でやっている」・・・誰に教わったかによって、ポリッシャーや道具の使い方、作業手順に少しずつ違いがあることも見えてきます。互いにコツを伝え合いながら、メンテナンス方法や基本動作を確認していきました。

 動き出すと、さすがは現場を担う責任者たち。声を掛け合いながらテキパキと作業を進め、剥離からワックスがけまでを手際よく終えました。

 参加者からは、「他の現場の話が聞けて勉強になった」「試験を受けて間もなかったので、学んだことを復習できた」「責任者以外の仲間にも参加してもらい、他の現場を知る機会を増やしたい」などの感想が寄せられました。

 各現場での工夫や経験を共有しながら、共通する悩みについて活発に意見を交わし、課題解決につながる交流の場となりました。

 研修会は今後も定期的に開催していこうと話しています。