センター・東京統括が呼びかけ 都内の労協交流会 「まずは知り合う場を」ネットワークづくり展望
労協ワーカーズコープ・センター事業団東京統括本部の呼びかけで、「第1回 都内の労働者協同組合法人との交流会」が、5月14日、東京・池袋のワーカーズコープ連合会本部で開かれました。多様な分野の労働者協同組合や都内のセンター事業団5事業本部、ワーカーズコープ連合会の関係者ら30人が参加し、運営上の課題や今後の連携の可能性について語り合いました。(統括本部事務局長 北川裕士)

東京都では、労働者協同組合法の施行後、全国最多の30近くの労協法人が誕生していますが、これまで法人同士が横につながる機会はほとんどありませんでした。
交流会は、「まずはお互いを知り合う場を」と企画したもの。
呼びかけに応えた、ワーカーズいきいきサポート労協(江戸川区、介護・障害福祉)、労協健康生活サポートセンター(世田谷区、介護)、労協HATO文化編集部(世田谷区、編集・広報)、労協きょうどう(渋谷区、歯科医療)、労協創造集団440㎐(新宿区、デザイン・映像制作)や栄町労協(沖縄県那覇市、シェア型書店運営)が参加しました。
教わるのではなく、一緒に考えたい
各団体から活動紹介があり、意見交換では異業種連携による「仕事おこし」への期待や、現場の悩みを共有し継続的に学び合えるネットワークの構築を求める声が出されました。
HATO文化編集部代表理事の吉原美穂さんは、「関心があるのは皆さんとの協同。ネットワークから新しい仕事を起こしたい。多種多様な業種や経験を持つ人たちが、力を合わせれば居場所づくりなどもできるのではないか」。
同理事の草刈朋子さんも「ネットワークの良さは『分からないことを聞き合える関係』。プロポーザルへの参加方法について経験者に相談したり、他エリアの事業所と連携して仕事を受けたりするなど、具体的な情報交換や仕事の連携を進めていければ」。
栄町労協代表理事の古波藏契さんは、「労協という形態をとっても、誰もが経営者の頭で動けるわけではない。ネットワークを『答えを教わる場』ではなく『一緒に考える場』にしたい」と述べました。
ワーカーズコープ連合会理事長の古村伸宏さんは、「東京は食料自給率やエネルギー、ケアなど、生きていくための基盤が日本で最も脆弱(ぜいじゃく)な地域。この東京で、自分たちの手によって地域生活を支える基盤を一つひとつ作り直していく『生存基盤の実装化』のプロセスこそ、東京の労協が取り組むべきテーマではないか」と問題意識を披露。
連合会事務局長の松垣芳伸さんがまとめました。
今後も交流会を重ねながら、東京での協同労働推進ネットワークの構築を展望していきます。