埼玉でも労協交流会 11団体が参加 埼玉協同ネットの呼びかけで

協同総合研究所副理事長 田嶋康利

 埼玉協同労働推進ネットワーク(埼玉協同ネット)は、5月23日に「労働者協同組合交流会」を、さいたま市・労協ワーカーズコープ・センター事業団埼玉事業本部で開催。11団体から24人が参加しました。(協同総合研究所副理事長 田嶋康利)

11団体、立ち上げ準備中の方など24人が参加

 2022年の労働者協同組合法の施行以降、埼玉県内では17の労働者協同組合法人が設立されています。

 交流会は、お互いの活動を知り、これからの地域づくりを展望しようと開催。埼玉ワーカーズ・コレクティブ連合会の浅草秀子さんの司会で進行しました。

 センター事業団埼玉事業本部長で、埼玉協同ネット共同代表の成田誠さんが「先日、埼玉県産業労働部と懇談。県でも庁内横断の学習会や現場視察、実践事例を聴く会などを検討している。引き続き、私たちの取り組みを発信しながら、埼玉で労働者協同組合、協同労働を広げていきたい」とあいさつ。

労協実務の勘どころ学習会も

 協同総研の田嶋が「労協、協同労働の展望」をテーマに講演。全国での設立状況や、広島市、つくば市、草津市などの自治体の推進施策、社会的協同組合・コミュニティ協同組合としての労協の役割や展望を語りました。

 続いて、埼玉事業本部の富澤一樹事務局次長が「労働者協同組合実務の勘どころ」について話し、「就労創出等積立金、教育繰越金は毎年積み立てるだけでなく、適宜取り崩しを行い、法の趣旨に沿った使い方ができるように」と強調しました。

 質疑では、施行5年後に予定される法律の見直しに向けたポイントや、兼業・副業にとどまらない「生業」として事業を維持するための施策・課題について議論が交わされました。

 団体紹介では、以下の労働者協同組合や団体、立ち上げを検討している方が報告。

・労協ワーカーズ・コレクティブトラステッドふーず(さいたま市:食材等の仕入れ・販売・配達)
・労協ワーカーズコレクティブてとて(北本市:子ども支援・移送サービス)
・労協ぴゅあまむ(坂戸市:障害者グループホーム)
・元ワーカーズコープ組合員(坂戸市で古本屋を運営しながら設立を準備中)
・労協ワーカーズ・コレクティブ旬(川口市:仕出し弁当、幼稚園給食、配食サービス)
・労協ワーカーズ・コレクティブわかば(川口市:生協配送等)
・NPO法人ワーカーズ・コレクティブ青いそら(三郷市:文化会館内レストラン、介護予防サロン、生活援助等)

 さらに、生活クラブ生協・埼玉から、村山なみ理事長や環境・エネルギー部門の担当職員、生活支援サービスを担う組合員、埼玉ワーカーズ・コレクティブ連合会、編集ワーカーズ・ふれあなど、ネットワークに参加するメンバーからも発言がありました。

 最後に、埼玉協同ネット共同代表の後藤成美さん(埼玉ワーカーズ・コレクティブ連合会共同代表)が、こうした機会を引き続き持ちながら、埼玉で労働者協同組合をさらに盛り上げていこう」と結びました。

 ワーカーズ・コレクティブ青いそらが用意したオードブルを囲んで懇親会が行われ、交流を深めました。